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2013年 国際研修プログラム(オーストラリア) 学生による履修報告 1

 今回のオーストラリア研修において目標としていたことは二つある。一つ目は、純粋な英語力の向上である。二週間の間、現地で生活を行うことで英会話能力のより一層の向上に努めようとした。その際に、きっかけとなったのがホームステイだ。生活を行っていく上では、コミュニケーションは必要不可欠である。日本ではたわいもない日常生活も、オーストラリアではホストファミリーとコミュニケーションを取ることで、ネイティブの人と話すことのできる絶好の機会となった。

 二週間を過ごしてみて、机に向かって勉強しているよりも自然とリスニング力はついた感覚がある。話す能力に関しては、苦戦を強いられた。特に初めの二、三日は自分の思っていることを口に出せず、戸惑いをみせてしまった。その時に助けられたのが日本から持っていったお土産だ。お父さんには日本地図と観光地の描かれたタペストリー使い、日本を紹介するきっかけとなった。お母さんには日本人形を渡し着物や歌舞伎などの伝統芸能の話しをして盛り上がり、「Oh, my goodness!」と言われたことは今でも心に残っている。兄弟たちは私がプレゼントしたネクタイをして一緒に出かけ、渡したシャツをきてテニスやバスケをしたこともとても良い思い出だ。

 一年生の時に受けた英語コミュニケーションやビジネス外国語やビジネス英語の授業のなかで、ボディランゲージやアイコンタクトが会話やプレゼンにおいては重要であることは学んでいたが、実際にホームステイをしてみてより一層その重要性を強く感じた。

 そして、私が笑顔で対応していると自然とホストファミリーからも話しかけてくれたので、コミュニケーションを取るためには、相手を気にする前にまず自分が心を開いていくことで二週間の有意義なホームステイをすることができた。

 二つ目は、異文化に触れ理解を深めるということだ。二週間という限られた時間であったが、ブリスベンやゴールドコースト周辺の施設をたくさん巡ることができた。大学の講義ホストファミリーの家で、お父さんからオーストラリアの歴史の話や、お母さんからはオーストラリアの食べ物や文化の話を聞けたことはとても有意義な時間であった。会話をしている時に、私が日本の歴史や食生活、文化について話すととても関心をもって聞いてくれたことには感動をしている。

 実際にオーストラリアに行ってみて、異文化理解をするためにはまず母国の理解を深めなければ、進まないものだと感じた。日本の歴史や食生活、実生活を振り返り、自信を持って、相手に紹介をできるようになりたいと考えている。  まだ自分の中では、将来の進路についてはっきり定まっていない。しかし、このオーストラリア研修に行ってみて、現地で過ごした全ての時間が大切な思い出であり、良い意味で自分の考えを変えさせられ、これからの生活にも刺激を受けた。ただ一方的に話しを聞くのではなく、対話してコミュニケーションを取れるよう、自分を高めていきたい。まずは出来ることから、日々の自分での単語学習から始めていきたい。そして、この高いモチベーションを維持して、二年生でのビジネス外国語などの英語に関する授業にも取り組んでいきたい。

 最後にこのオーストラリア研修を支えてくれた、ホストファミリーやQUTの先生方、オーストラリアまで引率してくださった藤田先生や神田先生、青山さん、事前研修でお世話になった桜井先生、この研修に参加させてくれた家族と関わってもらった全ての人には言葉では表せないほどの感謝をしている。

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