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2013年 国際研修プログラム(イギリス) 学生による履修報告 2

 私が今回のイギリス研修に参加したことには理由がある。一つ、英語の本場として知られるイギリスで、加えてめったに行く機会の与えられないオックスフォード大学で学ぶことが出来る。二つ、多くの欧米人が得意とするプレゼンテーションをイギリスで学ぶことができる。三つ、ビジネス英語を学ぶことが主であるが、それだけでなく、イギリスの社会、文化、経済についても学ぶことができる。以上の三点に魅力を感じ、自分の実力を伸ばすために参加を決めたので、私の目標は次のように決まった。

1.二週間という限られた期間の中で、英語を聞き取る力を伸ばし、自分の発音もクイーンズ・イングリッシュに少しでも近づけるようにしながら、スムーズな会話が成り立つように努力をする。
2.効果的なプレゼンテーションの方法を学ぶ
3.講義や自分の感覚を通じて、イギリスの社会・文化・経済について知り、日本との相違点も考えながら、自分自身の考え方を広げる。なかなか行くことができないオックスフォード大学での二週間を充実させるためにも、何事にも好奇心を持ち、積極的に行動をする。

この目標を達成するために、私は項目ごとに以下の道筋を立てた。
1.二週間という短い期間の中で、聞き取りの力や発音などの英語力の向上をはかるには、事前の準備が欠かせない。従って、私は大学の英語のインターネット教材科目、e―ラーニングを使用し、その教材を出発の日まで学習することで英語の正しい文法、発音、聞き取りの力の維持、向上を目指す。また、現地では間違えるという恥ずかしさを捨て、積極的に現地の人々と会話をし、相手の発音や言葉の使い方を真似していく。初めて知った単語やフレーズなどはメモを取り、実践していく。
2.講義内容にも組み込まれていることから、講義内容の理解に努め、自分なりに考え、工夫を重ねて課題に取り組む。また参考になるものは、メモを取り、積極的に使っていく。
3.後に日本との相違点を考え、自分自身の考え方を広げる上でも、まずはイギリスの社会・文化・経済について、知ることが何よりも大切である。現地では日本との小さな変化にも気づけるように努める。いつでもメモ帳を持ち歩き、気が付いたことはメモをとる。

 研修中に計画に従って行動し、目標を達成させていたかどうかについて記す。研修出発前にはe―ラーニングの復習に努めた。研修中は積極的に現地の人々と英語で会話をすることに挑戦した。初めて出会った単語やフレーズはメモを取った。加えて、貴重な体験の記録を残すために、日記を毎日つけた。その日学んだこと、感じたことを記した。予定通り行動できず、つけられなかった日もあったが、その日の分は翌日に埋めるなど工夫をした。

 実施結果が計画通りであったかの評価を自分で行う。現状の良い面、悪い面を見つける。チェック項目は以下の五つである。
● 積極的に現地の人々と英語で会話をしたか
● 授業に参加し、自分なりに考え工夫をし、課題に取り組んだか
● 現地で学んだことや気が付いた点のメモを取り、今後に役立てることが出来るように工夫をしたか
● 分からないことは質問し、自分の理解につながるように努力したか
● 研修を充実させるための工夫を行ったか

 チェック項目については、ほぼ達成できていると感じている。積極的に現地の人々と会話をしたことで、初日と最終日では英会話の力が変わったと感じている。簡単な文章ではあるが、少しでも前に比べてなめらかな会話ができるようになったという点は自分自身の自信にもつながった。また、特に授業の課題の取り組みは、グループのメンバーと協力し、工夫できてよかった。英語での会話に努め、分からないことも質問し、自分の理解につなげるように努めていたが、一度英語の文法的な質問を英語でしようとした際、どうしても英語が出てこなく、質問が出来なかった点が残念だった。また、語学の授業以外にも経済学の授業があり、その授業では自分が英語の経済用語を把握していなかったことから、なかなか理解が出来なかったのが心残りだ。経済学の授業をした先生も、簡単な言葉で言い換えをしてくれたので、何とか理解できた部分もあったが、自分の準備不足だったと感じた。研修を充実させるための工夫としては、日記を挙げられるだろう。初日はすべて日本語だったものが、最終日にはすべて英語で書けるようになった。自分にとって大きな進歩の一つであり、自信につながった。

 現状の良い面、悪い面の評価をの結果、今回の問題点は、英語の質問を英語でできなかったこと、経済学の用語を把握していかなかったことで経済学の勉強の際に不便だったこと、の二点である。今後の課題としては、英語の勉強を続けていく際に、文法事項を表す英単語や経済学の専門用語についても覚える努力をするということだ。また、会話力を維持・向上させていくためにも、英語に触れる機会を減らさないことが何よりも重要だと考える。
 最後に、プログラムで最も印象に残った出来事や訪問場所とその理由について記す。私の中で最も印象に残った出来事は、二日目の夕方に現地の学生たちとした、スポーツである。寮のそばの公園に全員で行き、好きなスポーツをするというものだった。日本の他大学の学生も一緒に活動したため、RAたちもたくさんいた。緊張のためか、英語に慣れていなかったためか、この日まで、あまりRAたちと話せていなかった。しかし、ともに活動をしてからRAたちとの距離が少し縮まったように感じた。この日を境に少しずつ会話ができるようになった。例え言葉が少しわからなくても、この活動はとても楽しめたし、意思疎通をしたいと思う良いきっかけになった。スポーツや音楽は言葉を超えて、人々を結びつけるものだと研修を通じて改めて感じた。

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