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2013年 海外フィールドスタディ(台湾) 学生による履修報告2

 私は今までに海外へ渡る経験をしたことがなかったので、初めての海外を学びのチャンスとして経験できることに魅力を感じ、この海外フィールドスタディに参加すると決めた。

 特に、台湾において日系企業がどのような経営戦略をとり、どのような努力をしているのかに着目することを目標に臨んだ。様々な企業を見学させて頂いたが、どの企業にも共通して言えることは、基盤はそのままに中身を柔軟に変更することで闘っているということである。
 というのは、まず基盤の部分として、日本で培った細かい技術や細かい心配り、そして理念が挙げられる。この基盤こそ日本が海外で闘える強みであるからだろう。
 そして企業見学の際に、サービスや製品など日本で通じていたこと当たり前と思ってやってきたことも、海外では通用しないことの方が多いのだと言うお話をうかがった。ここで大事になるのが、その国の特徴や国民性を理解し、その国の人々に寄り添った現地化を行うということであると学んだ。海外で経営を行う際に、進出先の国の特徴を理解し現地化するのももちろん大切であるが、日本の特徴を理解することなしには、この現地化戦略も成功は無いと今回の企業見学を通して感じた。どの企業も日本の良さ、自社の良さを理解した上で、現地化を進めたからこそ成功に繋げられているのだと思った。

 このように自国のことを知るにはその中にいるだけでは分からず、今回のフィールドスタディも台湾のことを学びに行った訳だが、結果として日本のことも自分なりに見直すことができた貴重な経験となった。当初の目標は前述したように、台湾における日系企業について学んでくることであったが、企業見学だけでなく日々の暮らしの中にも驚きや発見がたくさんあった。主にあちらで交流したバディたちから学ぶことは多く、同じ大学生である彼らとの言葉の壁を乗り越えながらのコミュニケーションで、刺激され感化され続ける日々であった。
 今回のすべての経験は、間違いなく今後の私の生活に作用していくであろう。このような機会を与えていただいたことにとても感謝している。いままでの自分には無かった考察や判断をするための重要な要素にしていきたいと思う。

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