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2014年 国際研修プログラム(オーストラリア) 学生による履修報告 1

 今回の研修は、一日一日が刺激的で、本当に学べることの多い二週間だった。

 ホームステイでは、異なる文化を持つ人たちとの共同生活を通して、英語を日常的に使うことの難しさと、楽しさを知ることができた。家族との会話の中で、稚拙なボキャブラリの中から絞り出した言葉が通じた時のうれしさは本当に気持ちのいいものだった。その一方で、たくさんの悔しい思いや歯がゆい思いも味わった。特に、別れの際に感謝の気持ちをうまく言葉にして表現できなかったことが本当に悔しかった。後からメールで送るのではなく、その場で直接伝えたかった。自分の知識のなさを本気で悔いたのは人生で初めてかもしれない。だからこそ、残りの大学生活の中で少なくとも もう一度会いに行きたいと思う。そして、その時に ちゃんと自分の考えや気持ちを伝えられるように英会話の勉強によりいっそう励もう思う。

 また、Deloitte Tohmatsu Consulting(以下Deloitte)を見学し、世界の一線で働く日本人の話を聞くことができたことで、これまで明確に思い描くことさえできなかった「カッコいい大人」のビジョンを描けるようになった。そして、同時に自分の将来を考える、いいきっかけになった。説明の中で、アカウンティングが世界共通のツールであり、国際的に働く際に最も使える資格の一つであるということも知ることができた。「いつか国際的な舞台で働きたい」と漠然と考えていた私にとって、一つの選択肢として会計に興味を持つことができたことも自分なりの大きな一歩だ。Deloitteでのお話はどれも とても貴重で ためになるお話だった。特に私の心に残っているのが村田さんのおっしゃった二つの言葉だ。一つは、「自分で考えて選び、まずやってみる」だ。私は何かを決める際に人に流されがちだったが、これからはどれが自分のやるべきことなのかを考え、選択できる人になろう、はじめの一歩を踏み出せる人になろうと思った。それこそが成功をつかむ方法の一つだと感じたからだ。二つ目は、「外側よりも自分の内側を磨け」だ。この言葉は胸につきささった。「バイトして、稼いだお金で新しい服を買おう」そんな程度のことしか考えてこなかった自分を恥ずかしいと思った。大学生活では長期の休みが何度もある。今後はそれらを無駄にせず、積極的に知らない世界を見に行き、自分の内面を磨くためにお金と時間を使おうと思った。

 今回の研修は、いろいろな面から自分を振り返り、自分の幼さを知るいい機会になった。もしも、この研修に参加せず、日本でだらだらと春休みを満喫していたら、きっと私は何の成長もなく進級していただろう。それを知れたことこそ、この研修に参加したことの意義だったのだと思う。また、たった2週間ではあったが、最高の家族と生活し、最高の環境で学び、最高の友人たちと過ごした この研修は私にとっての宝物だ。オーストラリアで学んだこと、そして後悔したことを決して忘れずに今後の勉強のモチベーションにていきたい。

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