Professor Column
教員コラム

03.西原博之(国際経営学科): 海外実習プログラム参加のススメ

国際経営学科教授 西原 博之

グローバル人材の育成が急務であることは日本社会の大きな課題として認識されています。そのためには語学のみならず、海外に赴いて実感することが不可欠です。

私は国際経営論を担当しており、研究対象である台湾などの中華圏について少しは知っているつもりでしたが、実際に海外に行くと、メディアやインターネットでは得られない情報が沢山あることに気付かされます。

本学経済学部では2週間ほど海外に滞在するプログラムを正式科目として単位認定しています。その関連で私は2005年度、フィールドスタディの引率教員として中国を訪れました。そこでは中国が誇る世界遺産だけでなく、五輪開催予定地、国際ビジネスで課題となっているニセモノも扱う市場、上海の金融センター、蘇州の工業団地などを訪れ、躍動する中国経済を考察しました。2006年度は台湾を訪れ、日系総合商社の支店、半導体ファブレス、農業試験場など、台湾が付加価値を高め、他の新興国の追随に対応する現場を観察しました。2007年度は、台湾高速鉄道が完成、日本から導入された新幹線に乗車し、台湾南部を訪問、2008、2009年度には植民地時代にダム建設で灌漑農業などの発展に貢献した日本人技師の記念館を訪ねました。2011年度は、風土病である烏脚病治療に貢献した王金河記念館、現地大学を訪問するなど、経済・経営分野に限らず、その基礎となる人的交流にも力を入れています。

もう1つが国際研修プログラムです。私は、2008、2009年度の2回、英国・オックスフォード大学のプログラムに引率しました。こちらはビジネス英語と英国文化社会を理解することに重点が置かれていますが、交流の中で彼らの日本やアジアへの関心の高さを実感しました。また、2012年度には米国プログラムに引率、ビジネス英語や大学教員らによる講義、企業訪問、後半にシカゴを訪問、金融センターやJETROなどを訪れ、米国中西部の経済事情を学びました。

最後に、プログラム全体の感想は、いずれも皆、日本からの参加学生に親切で寛大なこと、それから、受け入れ先の教職員、訪問企業や機構の方々の若い世代への大きな期待が感じられ、学生は語学スキルの向上のみならず、国際交流の大切さ、グローバル人材になりたいという気持ちを強くして帰国したと思います。なお、2012年度には台湾においてインターンシップを実施、海外実習プログラムの充実を図り、グローバル人材育成に貢献したいと考えています。

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  • オックスフォード大学・ハートフォードカレッジにあるため息橋の下で記念写真(2008.9)

  • 英国・ロンドン・シティにあるイングランド銀行博物館を訪問、写真は銀行の正面玄関 (2008.9)

  • 浦東地区にある上海国際会議場と東方明珠タワーを背景に記念写真(2005.8)

  • 天安門広場にある北京五輪カウントダウン時計の前にて記念写真(2005.8)

  • 台湾・新竹で鉄道車両を生産する日台合弁企業を訪問、敷地は後楽園球場の数倍の広さを誇る。(2012.2)

  • 台湾・鹿港のランタンフェスティバルを見学、毎年旧暦正月後、台湾各地で開催(2012.2)

  • Hopeカレッジでの活動を終え、シカゴに移動するバスの前でバディたちと別れを惜しむ学生たち

  • シカゴのトレンディスポット、ミシガン湖岸のネイビーピアーズから眺める摩天楼