Field Study of International
Business Department

国際経営学科のフィールドスタディ

2014年 海外フィールドスタディ(台湾) 学生による履修報告1

今回代表して台湾海外フィールドスタディでの経験を通して伝えたいことを述べさせていただきたいと思います。

私はアジア圏に進出する日本企業の経営に興味を持っていたので、今回海外フィールドスタディに参加しました。プログラム内容はハードですが、海外に進出した日本企業の経営者の方々に直接お話を聞かせていただくという機会を持てることが少ないので、とても楽しく、内容の濃い2週間があっという間に終わってしまうように感じられました。

まず台湾交流協会では台湾の情勢や文化、流行しているもの、考え方の違いをおしえていただき、そして実際に街を歩き、現地の人と触れ合う中でそれを実感していきより深い学びとなりました。台湾は少子高齢化社会であり、日本とも共通しています。その中での雇用の問題を考えていくのに外国人雇用等様々なことを考えさせられました。

その後いくつか台湾に進出した日本企業を訪問する中で、特に私の印象に残ったのはモスバーガー社、ブリーズセンターを訪問したことです。それぞれが独自の経営を行っており、他のライバル社との対決を避けているのが印象的で、その経営の仕方と、台湾モスバーガーの経営者の方々のお話にとても感銘を受けました。私は国際的企業経営やマーケティングに興味があるので、独自の経営の方針にはとても興味があり、今回直接お話しをお聞きできたことをこれからの学びにいかし、精進してまいりたいと思います。

現地の人はとても温かく受け入れてくださり、台湾と日本、双方に根付く文化の違いをお話しする際に気づいたり、考え方や価値観の違いを共有する機会をもてて本当に勉強になりました。台湾の現地の学生の方たちは優しく、温かい人柄の方ばかりでした。

先生はローカルなオススメのお店に連れて行ってくださり、旅行や自分一人では自ら食べに入らないような場所に入り、美味しい食事を食べさせていただきました。今回、少人数でしたが和気あいあいとしてよかったです。また経営者と同じ程度の人数であることもしばしばあり、お話も聞きやすく質問も一人一つできる空間にありました。

短い間ですが中国語を学び、そこで出会った他大生との交流を持つことができ、また中国語の基礎を身につけることができました。自分にあったコースを受けることができたので、とても学びやすかったです。私はそこで初めて中国語を学びましたが、日本に帰ったら第三外国語として中国語を更に学んでいこうと思います。台湾の学生たちとは主に日本語、英語でしたが、いつか台湾の人たちと中国語でも話せるようになりたいです。

経営者の方々のお時間をいただき、直接お話を聞き、質疑応答を設けてもらうことなどめったにないので、企業訪問は自分にとって、とてもいい経験になりました。海外で働くということ、文化と言語、社員の考え方に対する意識と配慮、実際に働いている方から聞くとその重みが違います。普段意識することがない分お話を聞かせていただいて、より一層海外で働くとはどういうことかを意識させられました。

1日1日が素晴らしい学びの機会でした。時には1日に2社の訪問もあります。場所は、台北から台南へと広く移動するので、気候、温度の違いや町並みの違いなどを肌で感じることができます。

今回とても貴重な経験をさせてくださった、プログラムを企画しまた支えてくださった先生方、台湾で案内してくださった先生、お話ししてくださった経営者の皆さん、台湾の大学の皆さん、カメラマンの方々に深く感謝致します。