Social Activities
社会参加実習 2019年度学生による中間報告 2

学生と実習先の基本情報

  • 2年生女子
  • 実習団体名:社会福祉法人横浜YMCA福祉会横浜YMCAワークサポートセンターパン工房アンジュ
  1. 実習先を選んだ理由

     普段あまり関わることのない発達障がい者の方々と一緒に作業をすることで少しでもサポートができたら良いなと思ったため。(小学生の時に、発達障がい者の人だけがいるクラスがある学校に通っており、一緒に学べる授業などで共に勉強しコミュニケーションをとってサポートができた経験から。)

  2. 目標

     私はボランティア活動への参加を通じて、自ら施設長と発達障がい者の方とのコミュニケーション能力を向上させると共に、自発性や行動力を身につけたい。

実習の感想文

  1. 実習をして楽しかった点

     私が実習をして、楽しかった点は施設長や発達障がい者の方と共にパン作りを協力して行い、時間内に完成して無事発注先にパンを届けることができた点である。曜日によって発注先、発注時間、発注内容が変わるためその日の発注、作業人数によって役割分担を変更して作業する。発達障がい者は対人関係・社会性やコミュニケーション能力に困難があり、興味関心の幅が狭く、同じ行動を繰り返し、柔軟な思考や変化への対処が難しい人がいる。実際に私の実習先では、パンの袋詰めの最中に作業に飽きてしまい他のことを始める人や、一つの作業が終わり次にやるべき事が分からずにきょろきょろしている人もいた。その時に今やるべき事を分かりやすく丁寧に教えてあげることで理解し、作業を再開することができた。また、毎朝朝礼が八時五十分から始まるが毎回若干名遅れる人がいる。しかし、声かけを行うことで準備の時間を短縮し時間に間に合う人が多くなった。発達障がい者に物事を上手く伝えることは難しいことであるが、伝わった時は嬉しかった。作業がひと段落して、お昼休みに入る前に発達障がい者の方々とコミュニケーションをとる事ができた。実習に来てすぐの頃は全くコミュニケーションが取れなかったため、会話ができた事で安心した。

  2. 実習をしてつらかった点

     私が実習をして、つらかった点は最初の方はどのように接したら良いかが分からなかった点である。発達障がい者は、気が散りやすい、集中力がない、忘れっぽい、落ち着きがない、しゃべりすぎる、待てないなど日常生活に支障が出ることがある。実習の初日にものすごく近い距離で挨拶をされた時はびっくりしてしまった。パンを冷ます作業でうちわを使ってあおぐ時も教えた時はできているが、少し時間が経つと忘れてしまい何度も同じことを繰り返して教えた。また、手の動きで物を掴んだり、放したりはできるが、一定の力をかけ続けることが難しい子に対してどのように説明すれば良いかが大変であった。パン作りの最中に少しでもおしゃべりを始めるとパン作りに集中できず、気が散ってしまい作業に取り組まない人がいて、どのように声をかけたらよいかが分からなかった。施設長は、飽きてしまった発達障がい者の人に対して今やるべきこと、与えられた役割をしっかりと再認識させ作業に集中させていた。普段自分が当たり前のようにできている事を教える事は難しく困難なものであると改めて理解した。自分自身が伝えたい事があってもなかなか上手く伝わらない時はつらかった。パンの包装作業では主にパンを運ぶ人、冷ます人、袋に入れる人、シーラー(袋とじ)をする人、パンの個数が合っているか確認する人、箱に詰める人、発注先まで車で運ぶ人などさまざまな役割があり分担して行うが、人が少ない日やその役割ができない人がいる日は作業をスムーズに行うことが難しく大変であった。

  3. 動機シートに対して実際にできた点、できなかった点

     動機シートに対して、実際にできた点は自らコミュニケーションを行った点である。横浜YMCAワークサポートセンターパン工房アンジュの施設長のお話を聞くことができ、発達障がい者はできない事が目立つができる事を伸ばし、能力にあったことを教える事を目標としていた。パン工房アンジュではさまざまな工夫がされている事が分かった。例えば、焼きあがったパンがどの種類のパンであるかを見分けるために一つ一つのパンにマークが入っていたり、物異物混入防止としてパンを扱う際の手袋の色を青にして認識しやすくしたり、物の場所を分かりやすくするためにほとんどすべての物に名前シールがついていたりした。さらに、発達障がい者の方々が分かりやすい工夫だけでなく、パンを購入する人への工夫も行っていた。例えば、袋が開けにくいと言われたら切込みを入れてシールを貼り開封しやすく工夫したり、尖っている形のパンは袋詰の時に角をはさみで切って袋に穴が開かないようにしたりしていた。また、パン工房アンジュでは、発達障がい者一人に対してサポートする側は六千五百円、発達障がい者自身は一日当たり百円を受け取っている。私はこのように発達障がい者のサポートを行う施設があることで、将来発達障がい者の方々が社会に出ていくことができると思った。発達障がい者とは、パン作りの作業の時に私自身が分からないことがあったら、積極的に話しかけて聞くようにしコミュニケーションが取れた。動機シートに対して、実際にできなかった点は自発性や行動力を身につけることである。実習先に行くと何をすれば良いか分からず、自ら進んで行う機会は少なかった。パン工房アンジュの施設長に次はこの作業のサポートをお願いします。と頼まれてから行動する事が多かったように感じる。自分が任された事を終えてから次に何をすべきか考えてはいたが実際に行動に移すまで時間がかかった。

  4. 残り一ヶ月間でなにに挑戦したいか

     残り一か月間で前半にできなかった点である自発性と行動力の向上に挑戦したい。常に周りを見る事で次に自分自身が何をすべきかを考え、素早く行動に移せるようにしたい。さらに、実習前半で発達障がい者の方に上手く伝えられなかった事を分かりやすく伝えられるように挑戦していきたい。そして、発達障がい者の人に対して、相手の気持ちを理解して確かめ、接する事ができるようになりたい。施設長のお話によると発達障がい者は同じではなくいろいろな特徴があり、人によってできる事やできない事が異なるため、その人に合った事をパン作りを通して教えているため、私も一緒に作業している人、一人一人の特徴を理解して作業に取り組みたいと考えている。私は発達障がい者に関する知識があまりないため、後半の実習に向けて発達障がいとはどのような障がいであるかを勉強し実習に活かしていきたい。発達障がい者の方へのサポートを行うと共に自分自身もこの実習を通してさまざまな事を吸収し、社会に出てから活かしていきたい。