Social Activities
社会参加実習 2019年度学生による中間報告 3

学生と実習先の基本情報

  • 2年生女子
  • 実習団体名:NPO法人ワーカーズ・コレクティブパレット青葉区地域子育て支援拠点ラフール
  1. 実習先を選んだ理由

     将来私も子供を持ち、親になるかもしれない立場なので、ラフールのような育児の支援施設がどんなものなのかを知ってみたかったため。また、ラフールには基本利用者の方々が親子でいらっしゃるので、親御さんの生の声も聞いてみたいと感じたから。

  2. 目標

    ◆何をすべきか自ら考えて動く「自発性」を身に付ける。
    ◆子供だけでなく、親御さんがどんな問題に直面しているのかという話を伺えるように、職員の方々とはもちろん、親子の利用者の方々とも信頼関係を築き、「価値観や世代の異なる人とのコミュニケーション能力」を積極的に育む。

実習の感想文

  1. 実習をして楽しかった点

     私は一人っ子で、年上の方とお話しする機会はあっても子供と触れ合う機会は滅多になかったため、子供との接し方も分からないまま19歳になってしまった。私の不注意で怪我をさせてしまったらどうしよう、どんな風に遊べばいいんだろうと不安を抱えながら実習初日を迎えたが、子供はある程度傍にいるだけでも私の顔を「遊び相手」として認識してくれるようで、しばらく隣にいると「あれやろう、これやろう」と子供の方から誘ってきてくれるようになった。ただ、遊びに誘ってくれるのはだいたい幼稚園に入園しているくらいの子が多く、言葉をまだ話さないような下の年齢の子は、車のおもちゃを転がしたり、熱心におままごとに使うパーツをいじっていたりと、一定の年齢までは基本一人遊びで、それを超えると遊びに「相手」という概念が追加されるのだなと興味深いところもあった。実習中の嬉しかった点としては、「折り紙折って」とお願いされた男の子に、10年ぶりくらいに本を参考にしながら折り紙で飛行機を2,3個作ってあげたところ大喜びされたこと。更に、それだけでも嬉しかったのに、その男の子が帰る間際になって「飛行機ありがとう!またね!」と私に向かって叫んでくれたこと。折っている最中はかなり苦戦し四苦八苦したが、飛行機を折り紙で折っただけでここまで喜んでくれたなら頑張って作った甲斐があったと思うことができたし、こんなに心からの純粋な「ありがとう」なんていつぶりに聞いただろう…という気持ちになった。何年もの間、毎日のように挨拶・感謝・謝罪の言葉を口にしていると忘れがちだが、どれも相手に気持ちを伝えるコミュニケーションのためにそれらの言葉を口にしているのであって、その場の状況による所もあるが、思ってもいないのに「ありがとう」「ごめんなさい」というのも考え物だなと感じた。

  2. 実習をしてつらかった点

     まず、大前提として、子供は大人ほど我慢強くはない。さらに、一定の年齢では親御 さんが何を言っても「イヤ!」と言う、俗にいう「イヤイヤ期」というものもある。それを踏まえたうえでも、理由が何であれ子供が泣いている時は毎回ハラハラしてしまい、対応に困ってしまった。そういうときはほぼ隣に親御さんがいるため、子供が泣いてもあやしてくれるので、ボランティア側としては子供の気をそらすことくらいしかできないのだが、それもなかなか難しい。むしろ、すぐに泣き止むことのほうが稀である。あんな小さな体からよくそんなに大きな声が出るな、と感嘆してしまうほどに大きな声で泣き叫ぶ子もいる。泣く理由はおもちゃの取り合いだったり、まだ遊んでいたかったのに親御さんに「もう終わりだよ、帰るよ」と言われたりと様々である。しかしこれは、裏を返せば前者は「子供は、こういう場で譲り合いや相手と折り合いをつけることを学んでいく」ということでもあり、後者は「何かしたいことがあってもどこかで切り上げねばならないことを学習する」ことでもある。家や幼稚園だけではなく、ラフールのように不特定多数・年齢もバラバラの子供が集まる場所でも、子供なりに日々学んで成長していく上での号泣なのだと考えると、子供が泣いているのにも意味があるのだと思うし、その泣いている声を不快なものだと思うような大人にはなりたくないなとも思う。

  3. 動機シートに対して実際にできた点、できなかった点

     まず、「自発性を身に付ける」という目標に関しては、実習に入る前に「何かやりたいことがあっても基本はまずスタッフに相談してくださいね」と念を押され、ボランティアという立場だからこそ行動が制限される場面もあり、もどかしく思う部分もあった。また、「親御さんがどんな問題に直面しているのかを伺う」という目標も設定していたが、これに関してはわざわざ親御さんに聞かずとも、ラフールでの様子をよく観察していれば察することができる点も多々あった。一例としては、年が離れた2人以上の子供を連れてお母さんのみでいらした場合、お母さんが授乳に行くのにも年上の子を誰かに見ていてもらわないといけなかったり、もし連れているお子さんが1人のみだったとしても、親御さんがお手洗いに行く際も子供を見てもらう必要があったりということである。ラフールのような施設でなら、私のようなボランティアやスタッフの方々がいるため、「少し見ていてくれませんか」と一時見守りを頼むこともできるし、実際私も利用者の方から依頼されたこともある。その際は、ボランティアの私一人で見るには荷が重すぎるため、「私はボランティアなので、スタッフの方と一緒に見ていますね」と声をかけて、親御さんが戻るまで見守りをしていた。しかし、これが親子だけでの外出だったら?と考えると、親御さんはかなり気を張って毎日子供と出かけているのだと気づくことができた。

  4. 残り一ヶ月間でなにに挑戦したいか

     もう実習回数も3回しか残っていないため、できるだけ来てくれた子供たちが喜んでくれるように、かつ親御さんも安心していられるような場所を維持するために、子供と遊ぶことをはじめとして安全・衛生管理などにもボランティアとして貢献していきたい。「自発性」の部分に関しては、私の独断で動くことはある程度制限されているものの、子供が遊んでいるときの周囲の環境整備(床に落ちているおもちゃをさっと拾って戻しに行く、など)や利用者の方々がお帰りになる際の忘れ物チェック等はできるはずで、もう一度初心にかえって「ボランティアという立場の自分は、何ができて何ができないのか」を考えながら実習に取り組みたい。