Social Activities
社会参加実習 2019年度学生による中間報告 6

学生と実習先の基本情報

  • 2年生女子
  • 実習団体名:社会福祉法人開く会横浜市下倉田地域ケアプラザ
  1. 実習先を選んだ理由

     私は身近にお年寄りがいないので人生経験が豊かなお年寄りの方と接することで、コミュニケーション能力を高め、幅広い価値観に触れたいと思ったからである。また、自宅から近く活動可能時間が多いため、活動しやすいと思ったからである。

  2. 目標

     ボランティア活動を通して、普段接することのないお年寄り、障がい者や職員とのコミュニケーション能力を身につけると同時に、どうしたら快適に過ごしてもらえるか考える中で自発性や行動力を身につけていきたい。

実習の感想文

  1. 実習をして楽しかった点

     昭和の歌番組を見て、昔の思い出を話しながら歌を口ずさみ、楽しそうにしているお年寄りの姿を見たことや和やかな雰囲気の中で、お年寄りと会話をしたり、ゲームのサポートをしたりしたことが、私にとって新鮮な出来事だったので、様々な発見をすることができた。また、当時流行ったものを教えてくれたり、私自身にも興味を持ってくれ、出身地や趣味、大学で学んでいることなどお年寄りから質問してきてくれたりしたことが嬉しかった。お茶や食事を配膳した際やお風呂上がりに髪の毛を乾かしたときなど些細なことにも「ありがとう」と、とても喜んでもらえたことが嬉しかった。お年寄りの中には、私が帰る時に、「次はいつ来るの」と聞いてくれる方もいて、次の実習へのモチベーションの向上にも繋がった。私と話すことで楽しい時間を過ごせたと言って頂き、次回実習に行くことが楽しみになった。たくさんのお年寄りといろいろな話をしたが、その内容の中には私たちが今、当たり前のように使っている物や、日常的に食べているものなどが昔では考えられなかったという話があった。また、今では考えられないくらい辛く厳しい環境の中で生きてきたお年寄りもいて、今この時代を生きている私にとって、とても信じがたい内容でもあった。「今の子は自由で羨ましい」「私も今の時代に生まれたかった」「平和な日常は当たり前ではない。」とお年寄りから言われ、今私たちは、どれだけ恵まれた環境の中で生活しているということを認識させられた。当たり前のことを当たり前だとは思わず、その一つ一つの出来事が大切だということを気づかされた。まだ、実習は残ってはいるが、私にとって、得るものがたくさんあった時間であった。

  2. 実習をしてつらかった点

     ご挨拶をしても、一部の方は目を合わせてくれなかったり、聞こえているのに無視されてしまったり、中々心を開いてもらえなかったことである。また、自分から話しかけようと試みても何を話していいか分からず、間が空いてしまうことが度々あり、精神的につらかった。認知症を患っているお年寄りの方は、一度お話して、心を開いてくれたとしても、次私が来るときまで私のことを覚えているのが困難で、お年寄りとのコミュニケーションの難しさを痛感した。食事の配膳の際に、職員の方に「勝手にやらないで」や「付いてきて」と強い口調で言われたことである。お年寄りの方によっては、普通食ではなく、ご飯の固さや量など一人一人に合った食事が用意されていた。それは万が一、他の方の食事を誤って配膳してしまうと食事を喉に詰まらせ窒息死を招いたり、消化不良になってしまったりする恐れがあるため、それを防止するための注意であり、自分の配慮の欠けた行動を反省した。職員の方は、常に忙しく、何か聞きたいことがあっても、聞いてよい雰囲気ではなかった。また、お年寄りの方によっては、椅子に腰を掛けているだけで辛そうにしている姿を見ても、自分は「大丈夫ですか」としか声を掛けることしか出来ず、自分の無力さに気づいた。お年寄りがその時その時で、求めていることが何なのかは理解することはできたが、それに対しての対応の仕方が分からず、ただその場に立ち尽くすだけで何の役にも立てなかったのが辛かった。

  3. 動機シートに対して実際にできた点、できなかった点

     笑顔でお年寄りが聞き取りやすい声のボリューム、速さを常に意識しながら積極的にコミュニケーションを取ることができた。また、今、お年寄りが何を求めたり、考えたりしているのかを汲み取り、自分がすべきことは何なのかを臨機応変に判断して、サポートをすることができた。しかし、お年寄りの中には、自分の作業に没頭したい方などもいて、話しかけても反応して下さらない方もいた。そのため、お話を積極的にして下さる方ばかりとコミュニケーションを取ってしまい、一部のお年寄りの方と距離を置く形になってしまった。私は、接客業でアルバイトをしているためコミュニケーション能力には自信があったが、普段接することのないお年寄り、障がい者や職員の方とのコミュニケーションは難しかった。お年寄りによっては、自分の作業に没頭したい方や自分の話を聞いてほしい方などさまざまな方かいるため、その方に合ったコミュニケーションを取っていく必要性を学んだ。また、昔流行したものや当時の出来事などに関して私自身、知識が乏しく、会話が成り立たないことが多々あり、逆にお年寄りに気を使わせてしまうこともあった。

  4. 残り一ヶ月間でなにに挑戦したいか

     お話を積極的にして下さる方ばかりとコミュニケーションを取り、話しかけても反応して下さらない一部のお年寄りの方とは、距離を置いてしまっていたので、一人一人のお年寄りの方に興味を持ち、距離感を縮められるようにしたい。また、心を開いてもらうためには、まず、自分から心を開き、自分の家族のことや趣味の話をし、はじめは「はい」や「いいえ」で答えられる簡単な質問から始め、できるだけお年寄りが会話しやすい環境を作れるようにしたい。お年寄りの中には認知症で物事を覚える記銘力、記憶力、思考力、判断力が低下し不安な気持ちで過ごすお年寄りもいるため、否定的な発言はせず、明るく声を掛けることを意識して接していきたいです。また、昔の流行したものや当時の出来事に関して、私自身、知識が乏しく、会話が成り立たないことが多々あり、逆にお年寄りに気を使わせてしまうこともあったので、分からなくてもそこで会話を終わらすのではなく、自発的に質問し、人生経験が豊富お年寄りから多くのことを吸収したいと思う。