Social Activities
社会参加実習 2020年度学生による中間報告 3

学生と実習先の基本情報

  • 4年生男子
  • 実習団体名:公益財団法人横浜YMCA戸塚区寄り添い型学習支援事業
  1. 実習先を選んだ理由

     私は浪人時代に行っていた予備校のおかげで大学進学をすることができ、そこには両親によって多くのお金を支払ってもらったから行くことができたのだと感じています。そうしたことが家庭の事情で出来ない子が、高校進学・大学進学をすることができずに可能性を失ってしまうことに悲しみを覚えました。そうした子供たちのために横浜YMCAさんが立ち上がり、子供の可能性を少しでも広げようと言う試みに非常に感銘を受けたので選択しました。

  2. 目標

    「自発性」と「行動力」を磨きたい。

実習の感想文

  1. 実習をして楽しかった点

     私はこのボランティアを通して、生徒として過ごしてきた今までの人生とは違う、先生として生徒と関わることを経験できました。先生という立場から生徒を見ると、少しでもわかりやすく伝えたいという思いから、わかりやすく伝えるための試行錯誤や工夫、自分が経験してきたことを生徒に教えることに楽しさを見出しました。私自身が何か突出した才能や学力を持った人ではないので成功体験を語ることはできませんが、テストでのケアレスミスの経験や学校内での友人関係など、私自身が失敗を通して学んだ経験を生徒に教えることができました。そうした話をしていく中で生徒が自分の体験や悩みなどを打ち明けてくれて、一緒に解決策を考えたり、共感したりすることも非常に楽しかったです。またボランティア先で働く方ともコミュニケーションを取ることで、生徒への勉強の教え方も学ぶことができました。原宿のケアプラザには元々塾の講師をしていた方が在籍しており、それ以外の方々も私より長く人生を歩んできた方ばかりでした。そうした方から生徒との関わり方や、伝えるためのコツ、人生を通して学んだことなどを話していただいたことで、より一層自分の人生を濃いものにすることができました。今の自分にとって足りないことを、先輩方から教わっていくことに楽しさを見出しました。こうした立場を変えて教わる側から教える側になると同時に、年配の方から教わるという経験を得ることができ、非常に有意義で楽しい時間を送ることができました。

  2. 実習をしてつらかった点

     実習を通して私は自分には誰かに教えたり伝えたりするのが苦手であることがわかりました。ボランティア活動に参加する前の私はどちらかと言えば饒舌な方の人間なので周りの人にも伝わっていると思っていました。しかし、生徒に勉強を教えていく中で自分の頭の中ではわかっているけれども、それを初めて知ったり、理解していない子に伝えるためには自分が今まで築きあげてきた経験では伝わらないことを思い知り、とても辛い思いをしました。自分の中でわかっている事柄でも他人に伝わらなければ、伝えたことにはならず、今までは自分よりも頭の良い友人や知り合いが多かったからうまくいっていたのだと思います。また今まで教わってきた先生の苦労や努力が少しだけ見えました。非常に辛い思いをした私は、元々通っていた高校の先生や予備校の先生、大学生で予備校の講師をしていた友人たちに悩みを話し、そこから最適解を見出すことに専念しました。今までの私は頭での理解を頭の中だけにとどめてしまいアウトプットしない性格から、伝えている途中で話の中核部分の説明をしなかったり、簡単にまとめて伝えられることを長々と説明することが多々ありました。生徒へはそれでは伝わらず、疑問を疑問のままにしてしまうこともわかりました。そこで私は日常から不要な説明を減らし、極力コンパクトに伝えることに専念しましたが、今までのような直感ではなく考えて伝わるようにする説明を身につけることにも非常に苦労しました。

  3. 動機シートに対して実際にできた点、できなかった点

     私は「自発性」と「行動力」の両者とも磨きをかけることができたと同時に、「行動力」はまだ足りないと感じています。自発的に横浜YMCAの方々や、かつての先生の話を聞いたり、自分の欠点を見つけてそれを克服するための行動を起こしてきました。しかし、まだ100%生徒が納得する答えや、自分の頭の中の考えを伝えられたとは思いません。私の知る先生はもっとわかりやすく伝えてくれたのだと、何度も実習を通して感じました。半年で先生のようにうまく伝えることはできないかもしれませんが、私はわかりやすいように伝えていきたいと考えています。そのために日頃から両親や友人との会話を意識し、考えてから伝えるという行動を徹底していきたいと思います。

  4. 残り一ヶ月間でなにに挑戦したいか

     私は残りの1ヶ月で「行動力」にさらに磨きをかけたいと思います。現在私が受け持っている生徒は中学3年生で来年の2月には受験が控えています。非常に今が重要な時期であり、生徒にとっては辛い時期です。そうした中で私の下手な伝え方では、理解することができずに本試験まで時間のないのに無駄な時間を生徒が費やしてしまうことになります。私の教えが悪いのが原因で生徒に失望して欲しくないのと同時に、合格の喜びを知ってもらいたいと私は思っています。1ヶ月の中で私は生徒の苦手分野である理系の科目を重点的に教えたいと思っています。私は生粋の文系であり、数学や理科は中学レベルがやっとな状態です。このままではきちんと教えることができないので、自らの空いている時間を理系科目の勉強時間に費やしたいと思います。また高校入試で出る可能性の高い問題を調べたり、ひっかけ問題に引っかからない方法、苦手問題を少しでも得意にしてもらうようなわかりやすく伝えたいと思います。また自分自身が今後の社会でも役に立つ伝える力も鍛えたいと思っています。そうしていく中で最後には生徒がわかりやすく、私に教わってよかったといってもらえるように頑張っていきたいと思っています。