An Action on Online Classes of International Business Department
国際経営学科のオンライン授業の取り組み

オンライン授業の取り組み事例

 新型コロナウイルス感染症の流行に対応して、日本中の大学でオンライン講義が実施されるようになった。明治学院大学においても例外ではなく、少人数での対面講義を維持しつつ、オンライン講義を取り入れるようになっている。  

 そんな中、ともすれば「対面講義に対する次善の策」「こんな状況だから受け入れざるを得ない代替案」とも捉えられがちなオンライン講義だが、むしろオンライン講義「だからこそ」可能になった形態の講義もある。その一つが、明治学院大学岩尾俊兵ゼミにおいて実施した「事業創造プログラム」である。これは、明治学院大学・東京大学・企業人の混合チームを複数つくり、「技術ドリブンな事業アイデア」をチーム内で実際に作成してみて、最終的に企業家や投資家の前でプレゼンテーションをおこなうという、プロジェクト・ベースト・ラーニングである。こうしたプログラムは①アイデアについて議論する機会を頻繁に設ける必要がある、②多忙かつ日本中に偏在していらっしゃる企業家・投資家の方々の時間を頂戴してコメントしてもらう必要がある、③活動の記録をきちんと外部に向けてもアピールする必要がある、という特徴がある。そしてこれら3点のすべてにおいて、オンライン講義だからこその強みが発揮された。

 具体的には、Pando(https://pando.life/)という次世代SNSを用いて、これらを全てスムーズに実施できたのである。まず、講義動画をPando上に限定公開し、さらにPandoのメッセージ機能を使って議論や日程調整をおこない、さらに議論の過程をPandoに記録していった。そして、これらの記録を、時期をみて「限定公開設定」から「公開設定」に変更するだけで、外部への活動報告・広報活動も容易に可能になった。学生は、毎回の講義の後に、チーム内での議論の様子・内容をPando上で記事にまとめて公開した。この意義としては、チームでの討議の様子を振り返ることで思考を深めること、プロジェクトの多面的・複線的評価を可能にすること、参加者が記録を残すことでプロジェクト終了後も参加者がときおり読み返すことができること、などなどの狙いがあった。

 さらに、ディスカッションや発表会においては、Zoomなどのビデオ会議システムを追加的に用いたことで、コメンテーター(外部の企業家・投資家など)も自宅や勤務先等からフレキシブルに参加していただくことができた。前述のPando開発企業であるクインテット代表取締役社長松下耕三社長に加え、遠隔からご参加して頂いた方には、たとえば三菱総合研究所取締役会長・大森京太氏や、札幌市立大学学長・中島秀之氏、日本ビジネスシステムズ株式会社取締役副社長・牧田和也氏などがいらっしゃる。このプログラムを遂行する中で、普段の座学では眠そうにしている学生も、みんな目が輝いていた。下記は、このプログラムの中で学生達から実際に生まれたビジネスモデルである。

 
  • オンライン授業の取り組みの画像
  • オンライン授業の取り組みの画像
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なお、これらの写真を見て少しでも興味を持たれた方は、
明治学院大学岩尾俊兵ゼミPandoサイト(https://pando.life/meijigakuin)を参照して頂きたい。詳細なビジネスモデルの説明と、議論の様子が、学生自身の手によって生き生きと表現されている。