Investigation into Overseas Market
2021年度秋学期 経済学部「海外マーケット調査」を開講しました。

2021年10月18日

本学経済学部では、2021年度秋学期より、駐日台北経済文化代表処(台湾)の支援を受けて、代表処及び代表処教育部より推薦を受けた講師による特別講義を開講しました。

駐日台北経済文化代表処は日台関係を扱う台湾側の公的機関ですが、東京事務所は本学と同じ港区白金台にあります。当該特別講義の目的は、国際的な経済交流、国際ビジネスを理解することですが、そのためには幅広い知識が不可欠です。特別講義では、台湾の貿易、企業提携などの経済や経営に限らず、政治、観光、文化、教育や日本に関する台湾の歴史など、台湾や日台関係に関して幅広い内容を扱う予定です。

  • 9月29日 駐日台北経済文化代表処 黄冠超部長
    テーマ「対日教育交流の回顧と現況」
  • 10月6日 台湾貿易センター 東京事務所 陳英顕所長
    テーマ「台湾経済の最新動向及び日台連携について」
  • 台湾観光協会東京事務所、藤井講師と鄭所長、鄭所長より講義参加者に対して台湾土産を頂いた
  • 台湾観光協会、藤村みなみ講師より、台湾観光の魅力と台湾生活体験談についての話をうかがった
  • 台湾協会、高寛常務理事より、日本と台湾の経済連携について、日台企業を比較しながら、日台企業アライアンスの重要性についてうかがった
  • 講演テーマ「台湾の民主化・国際化と米中日台関係」
    台湾が置かれている状況について学生にもわかりやすく解説して頂いた
  • 近年、注目される「台湾海峡の動向」について、中国思想と政治的背景等から、その将来展望についてお話をうかがった
  • 中国語文学会 林佩芬会長による講義
    台湾は民族、出身地、世代の違いなどで母語が異なるとのこと、言語の観点から台湾の多様性を理解した
  • 新潟産業大学 詹秀娟(せん しゅうけん)名誉教授による講義
    歴史的観点から、台湾には複数の言語が併存するだけでなく、豊富な食文化があることを図表や写真などを交えて学んだ
  • 一般財団法人台湾協会 河原功 参与による講義
    「創立100周年を迎える台北高等学校ー日本人と台湾人の強い絆」のテーマで講義を頂いた。
    当該旧制高等学校は台湾師範大学の前身である。創設から1世紀近くを経て、本学部は海外フィールドスタディや海外インターンシップで同大学を訪問、中国語学習、国際交流、宿舎などの施設使用など、活動への支援を受けている。
  • 早稲田大学アジア太平洋研究センター 特別センター員、財團法人國防安全研究院 駐研學者 加藤洋一氏による講義
    「台湾海峡をめぐる最近の国際情勢と日本の役割」のテーマで講義を頂いた。
    米中関係の変化を背景に、両大国の台湾海峡への関わりと日本の役割等について、駐在先の台湾から最新動向を交えてお話をうかがった。
  • 大妻女子大学比較文学部准教授・SNET台湾代表理事、赤松美和子講師による特別講義
    「台湾文化と台日青少年交流」のテーマで講義を頂いた。
    2010年後半、高校の修学旅行で20人に1人が台湾を訪問した。しかし、現地での交流にあたっては、事前準備が欠かせないということを比較文化の観点からお話をうかがった。
  • 帝京大学外国語学部 山崎直也教授・SNET台湾代表理事よる特別講義
    「金門島から台湾を考える」というテーマで講義を頂いた。
    中国福建省アモイの対岸にある金門島は、かつて戦火の最前線だったが近年は大きく変化した。特別講義では金門での足跡から台湾について考える機会となった。
  • 立正大学 所澤教授による特別講義
    「何故、オーラルヒストリーか」というテーマで講義を頂いた。
    オーラルヒストリー採訪体験より、メディア等の事例をもとに、日台交流の歴史とその特殊性についての理解が深まった。
  • 一青妙講師による特別講義
    「日台のはざまに生まれて〜二つの『祖国』を繋ぐ〜」のタイトルで講義を頂いた。
    講義では、両親の出身、本人の生い立ちや現在の歯医者、女優、作家等のマルチな活動から、日台関係の繋がりがわかる最終講義にふさわしい内容だった。なお、講義の中では、妹の一青窈さん(歌手)とのエピソードについて聞くことができた。
    追記
    講義の中で触れられた内容は以下の書籍に紹介されている。なお、同書は2017年に映画化されている。
    一青妙(ひとと たえ)『ママ、ごはんまだ?』、講談社BOOKS。

以下は、本学部の台湾における「海外フィールドスタディ」および「海外インターンシップ」の関連URL