Seminar Introduce
学生によるゼミ紹介

11年度学生によるゼミ紹介:村田玲音ゼミナール

演習の内容

村田ゼミは現在、3年生のみ履修している状態で、男子10名、女子2名の合計12名という人員構成となっています。2010年度は2次からの募集で応募者が59名だったので、合格者は多めです。おそらく今年度以降は10名程度で固定するでしょう。

私たちは暗号について勉強しています。暗号の歴史は私たちが予想していた以上に深く、過去に使われていた暗号と現在私たちが生きる世界で使われている暗号は大きく異なります。暗号…それは自分と、自分が伝えたい相手以外には誰にも知られてはならない極秘情報を暗号化することで生まれます。現代に使われている暗号に欠かせないものが数学(数字)です。ですから数学の知識は必要でしょう。しかし数学嫌いというだけで村田ゼミを候補から外してしまうのはもったいないかもしれません。例えば色々な場面で暗証番号やパスワードをうつことがありますが、その認証方法のしくみに興味を持ったことはありませんか?本の裏に記されているISBNコード…あの数字にもしっかりした意味があるのです。最も私たちの身近なものの中でSuicaやPASMO等の電子マネーやクレジットカードにも暗号は使用されています。これらに疑問を抱いたり、興味を持っているならば疑問や興味だけで終わらせずに、このゼミで学んでみませんか?震災で授業開始が遅れた影響で、6月現在私たちもまだ入門したばかりで混乱していますが、毎週新たな疑問が浮かび上がる度にワクワクしてきます。また、慣れてきたら暗号を扱う企業のショールームに見学に行く機会も設けていただけるそうです。

村田先生はゼミ生思いで、話の絶えない楽しい先生です。授業では熱く語るので時間を忘れます。わからなくて黙っていると「なぜわからない?」と聞いてくるところが最初はきつく感じる部分もありましたが、そこで疑問に思っている事を伝えれば熱く教えてくださるので、すぐに慣れるはずです。

普段は全く異なるメンバーと学校生活を送っている私たちゼミ生も、ゼミの時間にはお互い仲が良く、先生も含め笑顔が絶えないゼミだと思います。今は合宿先をみんなで決めたり、次の飲み会について話し合ったり、毎週楽しく過ごしています。

先輩のゼミ生の半分は暗号を扱う企業に就職しているようです。それほどこのゼミで得られるものは大きいのではないかと思います。卒業論文では自分たちの周りにある「暗号と関係しているもの」について自分で研究し、まとめます。

HPは現在私たち新しいメンバーで更新している途中ですので学生による説明会まで待っていてください。