Tetsuji Tanaka
田中 鉄二 准教授

プロフィール

学位Ph.D. in Finance and Management (University of London)

最終学歴Ph.D. Programme, School of Oriental and African Studies, University of London

専門分野食料安全保障、バイオ燃料、気候変動、応用一般均衡モデル

主要研究テーマバイオ燃料の食料安全保障への影響分析

主な社会的活動

  • The 5th Intergovernmental Panel on Climate Change Assessment Report執筆
  • The 6th Intergovernmental Panel on Climate Change Assessment Reportレビュー
  • スコットランド政府食料政策アドバイザー(2012-2014)
  • Inter-American Development Bankコンサルタント(2018)
  • Turkish Industry & Business Association コンサルタント(2019)
主要担当科目

現代社会と経済A、経済事情(英語)1・2、国際経済特講1・2(食料・資源・エネルギーとSDGsの経済学)、演習A1・A2、経済学演習C

所属学会・役職
  • Agricultural Economics Society
  • Global Trade Analysis Project
  • The European Association of Agricultural Economists
主要な研究業績
  • “Understanding the Spillover Effects of Ethanol Production and Energy Prices on African Food Markets: A Time-Varying Approach” Vol.134, 107583, Energy Economics (2024). (co-author Jin Guo, Xiufang Wang)
  • “Satellite forecasting of crop harvest can trigger cross-hemispheric production response and improve global food security” Communications Earth & Environment 4:334 (2023), https://doi.org/10.1038/s43247-023-00992-2. (co-authors: Laixiang Sun, Inbal Becker-Reshef, Xiao-Peng Song, Estefania Puricelli)
  • “Do biofuel production and financial speculation in agricultural commodities influence African food prices? New evidence from a TVP-VAR extended joint connectedness approach”, Energy Economics 116, 106422 (2022). (co-author: Jin Guo)
  • “Energy Security versus Food Security: An Analysis of Fuel Ethanol Related Markets Using the Spillover Index and Partial Wavelet Coherence Approaches” (co-author: Jin Guo), Energy Economics 112, 106142 (2022).
  • “Does Agricultural Trade Liberalization Increase Risks of Supply-side Uncertainty?: Effects of Productivity Shocks and Export Restrictions on Welfare and Food Supply in Japan” Food Policy, vol.36, pp. 368-377 (2011), (co-author: Nobuhiro Hosoe).
ゼミナール紹介
演習のテーマ

食料・環境・エネルギーの経済学

演習の内容

経済を通じて、地球規模の課題に挑む

本ゼミでは、現代社会が直面する「食料・環境・エネルギー」問題を、経済学の視点から多角的に分析し、持続可能な社会のあり方を考えます。地球規模で進行する気候変動や食料安全保障、資源の枯渇といった課題に対し、実証データと理論に基づいたアプローチを重視しています。

活動内容

    3年生では、英語で書かれた最新の経済学論文を輪読し、英語でのプレゼンテーションに挑戦します。論文の内容を正確に理解し、背景にある経済理論や実証手法を解説する力を養います。プレゼンはすべて英語で行うため、国際的な情報発信力の強化にもつながります。

    また、Excelを用いた簡単な統計分析も行い、データを「読み」「示す」力を身につけます。初歩的な回帰分析やグラフ作成を通じて、経済データの扱い方に慣れていきます。

    4年生になると、各自が関心のあるテーマで卒業論文に取り組みます。3年生の段階からテーマ選定と分析の準備を進め、中間発表を通じてフィードバックを受けながら論文を完成させていきます。

キャリア形成支援

    将来の就職活動を見据え、企業分析の基礎として「決算書の読み方」「四季報の活用方法」なども学びます。経済学の知識を社会で実践的に生かす力を養うことも、本ゼミの大切な柱の一つです。

このゼミに向いている人

  • グローバルな視点で社会課題に取り組みたい人

  • データを用いた分析に興味がある人

  • 英語での情報発信力やプレゼン力を伸ばしたい人

  • 自分なりの問いを持ち、それに答えようとする意欲のある人

経済学の知識を実社会の問題に応用し、「考える力」「伝える力」「調べる力」を育てる場として、意欲ある皆さんの参加をお待ちしています。