Kenta Kudo
工藤 健太 助教

プロフィール

学位修士(経済学)

最終学歴大阪大学大学院経済学研究科博士後期課程 単位修得退学

専門分野マクロ経済学、金融政策、応用計量経済学

主要研究テーマ中央銀行の金融政策が実体経済や資産市場に与える影響に関する実証分析

主要担当科目

データ分析入門、経済学概論1・2、ゼミナール

所属学会・役職

日本経済学会、日本ファイナンス学会

主要な研究業績
  • 工藤健太 (2021) 「SVAR-IVモデルによる日本の金融政策の実証分析」, 『大阪大学経済学』, 第71巻, 第2・3号.
    (訂正表を第71巻第2・3号に掲載)
  • Kenta Kudo (2023) “An Empirical Analysis on Japanese Monetary Policy: A Hierarchical Bayesian SVAR-IV Model Analysis,” mimeo.
ゼミナール紹介
演習のテーマ

データ分析を使って社会の課題について考える

演習の内容

 近年、ビジネスの場でもデータを用いた実証分析が重要視されています。そのため、本ゼミナールでは、統計学や計量経済学を中心としたデータ分析の知識を得て、論文が執筆可能な水準となることを目標にします。2年間という限られた期間で卒論研究が完了することを目指します。そのため、参加者は意欲的にゼミに参加し、積極的にスキルを身に着けていくことが求められます。

(演習の進め方)

  • 3年次には、教科書を輪読し、プレゼンを行います。統計学・計量経済学の知識について整理し、ExcelやRおよびgretl等の計量ソフトウェアを用いた分析も行う時間を設けます。輪読の内容などは、参加者の興味・関心を反映させる予定です。
  • 一通りの学習が終わったのち、4 年次においては卒論の研究テーマを決め、データの収集や必要な知識の習得に注力します。定期的に研究の経過報告を行う機会を設けます。

(卒論研究のテーマ)
データを用いた実証分析であることが前提になりますが、卒論研究のテーマ・内容は参加者の自由です。
(例)

  • 不祥事などの特定のイベントは、企業の価値に影響を与えたか?
  • 近年の金融政策は、経済を活性化させるほどの効果があったか?
  • 野球などのスポーツについての統計的分析も卒論として充分取り扱うことが可能

(受講にあたっての注意)

  • 報告者(報告グループ)は特別な事情を除き、欠席は認められません。授業が成立しなくなるためです。
  • 本講義では、ゼミ開始時の数学・統計学・プログラミングの知識については特に問いません。ただし、実証分析が可能になる水準に到達するためには、参加者が意欲的に学習することが重要です。