人員構成
私たち齋藤弘樹ゼミの3年生は男女合わせて15人います。この中には公共経済コースの人も世界経済コースの人もいて、今年度のゼミ生は世界経済コースの人が多いです。
何をどのように勉強しているか
学生たちはあらかじめくじ引きなどで決めたいくつかのグループに3人ずつ分かれ、テキストの内容をそれぞれグループごとに事前に学習し、理解を深めておきます。ゼミの時間では各グループが予習し理解したテキストの範囲について、他のグループの方が理解できるようまとめたものを発表していきます。この発表を聞き、他のグループはそれらについて疑問に思ったことを質問します。発表を行うグループの人は他の人の質問に対して答えることができるようにテキストの内容をきちんと理解しておく必要があり、聞く側の人もただ聞いているだけではなく、注意深く発表を聞き、そこで疑問を持ち、質問をするという積極的に参加していく姿勢が重要です。
今年度は坂井豊貴著「マーケットデザイン入門 オークションとマッチングの経済学」をテキストとして使用し、オークションについて経済学的な視点を持って取り組んでいます。オークションは現在では24時間を通して世界中で行われている身近な存在となっています。しかしこれを学問として理解する人は決して多くはありません。あるオークションにおいて、それぞれ入札者はどのような行動をすることで自分たちの利得を最大化することができるのか、という基本的なオークションの理論について学習しています。この分野では数学的な知識を使用することもありますが、先生がそのつど説明を行ってくださるので数学に関して不安な方でも安心して取り組むことができます。
先生の特徴
ゼミ生に柔和で丁寧に対応してくれる先生です。教科書を読み進めていくと分からないことがいくつか出てきます。そういった少し理解するのに手間がかかることを一つ一つ順序だてて丁寧に確認し、ゼミ生全員がきちんと理解できるように説明してくれます。ただ最初から説明をするだけでなく、最初はゼミ生自身が考えるように促し、自分たちで考えをまとめた上で、それについての説明をします。そのため学生の考える力を養いつつも、分かりやすく丁寧な説明で理解させる、学生のことを考えている先生です。
ゼミの雰囲気
ゼミでは緊張感を持って発表していますが、ゼミの活動外ではゼミ生同士和気藹々としています。
将来の夢や先輩の就職先、強い業界
ゼミの卒業生の進路は金融関連の業界へ就職した人が多いです。また、それ以外にもIT業界に進む人もいます。今年度は公務員などの業種を志望している人もいますが、全体としては金融業界を志望する人が多いです。