期待と自信
2023年8月27日から9月9日にアメリカのハワイ州にある、ハワイ大学マノア校にフィールドスタディーに行きました。
私にとって初めての海外だったので、不安と緊張と自分の中で何かが変わるのではないかという期待を抱えて飛行機に乗りました。しかし初めから終わりまで初めてのことばかりだったので、帰国するときには強くなった自分が、これから何ができるのかという期待と2週間乗り越えた自信で満ちあふれていました。はじめは自分に自信が持てなくて人前で間違った英語を話すことが恥ずかしかったけど、生活する中で、ジェスチャーを使ったり、わかる単語をつなげて必死に伝えたりしているうちに、間違えることに対する恥が減っていたし、英語も聞き取れるようになっていました。
また実際にその地に行って多くのことを学んだとともに、元々のイメージとは違うところも見られ、大学での授業で学んだことだけでなく、生活して感じたことすべてが学びでした。例えば、ドルを実際に使ったことで、円高の状況を体感しました。また現地に行く前のハワイのイメージは、観光が盛んで、最先端の機械であふれていると思っていました。しかし実際の町は自然がいっぱいで、のびのびとしたとても住みやすい環境でした。一番自然の力を感じられたのはかつてカメハメハ大王が戦った崖です。その日はフィールドトリップでいくつかの場所に行き、また波の強いワイマナロビーチでも泳いだので、とても疲れていましたが、崖からみえる壮大な景色と飛ばされそうな程の強風が驚くほど気持ちよくて、風とともに疲れも吹き飛んでいました。他にも放課後はワイキキビーチに行ったり、休日にはダイヤモンドヘッドに登ったり、アクティブな2週間でした。ハワイのどこまでも続きそうな壮大な景色がどこまでも自分の可能性を広げてくれそうな気がしました。
大学ではハワイアンや在来種・外来種、環境問題などについて学びました。ハワイアンは少なく、多くはカメハメハ三世がハワイの土地を売り始めたときに海外へ出て行き、多くの他の国の人々がハワイに生活し始めました。また移住する際にもってきた外来種やくつに付いていた土などによって、ハワイの生態系が崩れ、在来種が絶滅していきました。このように大きなテーマは違いますが、すべてにはつながりがあり、一本の線で結ぶことができることがわかりました。
このようにハワイに起こっている問題について一本のつながりを見つけられたことから、この世界に存在する問題にもつながりを見出すことができるのではないかと考えるようになりました。ハワイで学んだことを、受け身で終わらせることはもったいないと感じています。なので、環境問題について学んだことを自分の周りの人にも伝えたいし、得た知識を活かせる活動がしたいです。
このフィールドスタディーを通して、英語力、実際に体感することの偉大さ、環境問題の深刻さ、ものごとにはつながりがあることを学びました。これからもっと学びを深めて、「自分だけでなくみんなが良くなることが一番良い」という私のモットーを実現できるように精進していきたいです。
2週間の間、とても貴重な体験をさせていただきました。私の人生の中でたくさんの影響を受けた、刺激的な毎日でした。引率してくださったハワイ大学の方、明治学院大学の先生、学生の方々、ありがとうございました。