経済学部の開講科目である「海外インターンシップ」は2025年度には9回目の開催となりました。今年度の同プログラムには経済学部から4人の学生が参加しました。 プログラムの活動は、午前中は台湾師範大学国語教学センター(MTC)で開催される3週間の中国語プログラムに参加、午後は、主として微風広場にある微風超市(ブリーズスーパー)での就業体験を行いました。参加メンバーは8月10日に羽田空港から早朝のフライト、台北松山空港に到着、午前中には師範大学の宿舎に着きました。 11日午前にMTCでガイダンスがあり、中国語のプレースメントテストが行われました。午後はMTC主催の交流会に参加しました。翌日より本格的に中国語教室が始まりました。午後はブリーズスーパーを訪問、西川社長より就業体験に関するお話があり、職場を案内してもらいました。13日から、西川社長より、青果の「棚割表」の作成、その後、店舗食材を利用した「弁当」の試作が課題として与えられました。棚割表の作成には、商品名だけではなくバーコード情報の確認、生産地、重量だけではなく、翻訳作業も含まれていたので、一部作業をAIに頼ったり、それを確認する作業を行いました。 次に、弁当作成にあたっては、先に店舗で販売している材料を確認し、店内のキッチンで調理ができるメニューを考案、見栄えの良い混ぜご飯の鮭弁当を提案、材料を揃えてから調理の作業に取り掛かりました。 加えて、店舗内でオタフクソースを使った広島風お好み焼きや大阪風お好み焼きを作成、販売する物産展を開催していたので、その準備のために店内キッチンでキャベツなどの材料を切り刻んだり、時には、一口サイズの試食品を顧客に配布するなど、習いたての中国語や英語を使って来店者に対してプロモーションを行いました。 プログラムの期間は3週間でした。午前中の語学クラスには、国籍や年齢の異なる多様な人々が参加していたので、台湾人の先生はもとより、他の国の学生など、国境や世代を超えた交流をする機会となりました。また、午後は主としてブリーズスーパーでの就業体験等を通じて多くの体験を積みました。 本プログラムでは、台湾師範大学国語センターの教職員、ブリーズスーパーの西川社長、インターン担当の蔡氏(Keith)、微風超市の関係者、明学OB、協定校で東呉大学兼任教員の長田先生、その他関係者には大変お世話になりました。また、滞在中は関係者らにいろいろとご迷惑をかけたこともありましたが、この場を借りてお礼とお詫びを申し上げます。