本学経済学部では、昨年度よりインターンシップを台湾で開始、本年度も実施することができた。台湾プログラムには3年生の5名が参加した。主な活動内容は、午前中は師範大学国語センターで中国語講座を受け、午後は台北の中心街にある高級スーパーで就業体験という形式で行われた。
台北到着の翌日に開会式、中国語の講義が行われた。次の日に、台北の中心街にある高級ショッピングモールにあるBreeze Super(微風スーパー)がインターンの場になった。初日は西川副社長により、売場やバックヤード、その他ショッピングモール内の施設などの案内を受けた。その後、職場に配置、担当者の指示に従い、それぞれ青果、冷凍冷蔵、乾物の3部門に分かれて作業を行った。職場には日本語が話せる人もいるが、皆がそうとは限らないので、簡単な英語や筆談、商品などの日中の対訳表を作成して備えたりした。
作業の中心は、商品の包装作業と商品補充などの作業であったが、時々職場の人とお話をしたり、売場のコーナーに三重県物産展の方が仕事で売場を訪れ、明学出身者だったことから、特別に交流する機会を設けてもらったり、売場の試食コーナーを手伝って直接お客と接することもあった。また、近くの百貨店に赴き、日本の自治体が主催する日本酒プロモーションに参加したりなど、海外ならではの経験ができた。また、西川副総経理からは、本人の台湾でのビジネス経験、ここ十数年で世界の食品市場が倍増すると予想され、千載一遇のチャンスを迎えることから、外国語の学習は重要と、経営現場の第一線で活躍している方から貴重なメッセージを頂いた。
台湾プログラムには、その他、企業参観も含まれており、小売業を支える物流センターを見学したり、洋酒等を扱う専門雑誌社を訪れ、台湾での洋酒市場のプロモーション活動、ワインに関するレクチャーを聞いた入りなど、台湾の「食」ビジネスについて深く学ぶことができた。
その他、自由時間には観光地で有名な九份、週末には近くの玉花市場を見学した。また、本学の提携校である東呉大学を訪れ、卒業生として大学で教えている長田先生、交換留学で来ていた明学生の2人、卒業して大学院で学んでいるOGらと交流した。このように、海外での就業体験や語学の学習だけでなく、多くの人と知り合い、交流することができ、充実した時間を過ごしている様子がうかがえ、あっという間の3週間であった。
経済学部では、昨年度に引き続き、2013年度も台湾でインターンシップを実施しました。参加者は5名、高級スーパーで就業体験を行う一方、物流センターや飲食関連の専門雑誌社を訪れたり、師範大学で中国語を学ぶなど、3週間の活動の様子を編集して動画にしました。
海外インターンに関心のある方は、ぜひご覧ください。