あっという間に過ぎ去った2週間。
フィールドスタディに行く前までは日本語が全く通じない土地に行くことに不安もありました。しかし、実際に行ってみると長いと思っていた2週間はあっという間に過ぎていき、日本に帰るのが惜しくなるくらいでした。
オーストラリア滞在の2週間はとても充実したものでした。ネイティブな先生による英会話、UQの学生との会話セッション、そして農業や経済についての講義や視察がありました。特にUQの学生との会話セッションは新鮮でした。私たちに質問などする際にはジェスチャーや写真などを用いて、出来るだけ簡単な英語で話してくれました。また、私の拙い英語もゆっくり聞いてくれて、必死に理解しようとしてくれたので緊張せずに会話を楽しむことができました。私たちと同世代ということもあり、日本で流行っている有名人がオーストラリアでも人気であることや日本の好きな食べ物、オーストラリアで行くべき場所などの話題は特に盛り上がりました。
今回のフィールドスタディでは様々な場所に行きましたが、特に印象に残っているのはシロメワイナリー視察です。ワインがどのように製造されて、いかにして商品価値をつけられ、お客様の元に届くのかと行ったことを学びました。ワインを入れる樽の価格が高いことや香りが樽によって違うことを初めて知りました。また、ワインの試飲もして、価格の違いによる味の変化を学びました。
また、オーストラリアで過ごした2週間はホームステイでした。2週間一緒に過ごすことで文化の違いや習慣の違いもあるだろうと不安でしたが、ホストマザーはとても親切な方で自由行動の日は観光地に連れて行ってくれて、大学までの道のりや人気観光地を熱心に教えてくれました。また、食事中は積極的にコミュニケーションを取ろうとしてくれて、日本の有名な食べ物やお互いの家族のことなどを話しました。特に印象に残っているのは、ホストマザーに日本に帰ったら何が食べたいかと聞かれて、味噌汁を飲みたいと話した次の日の夜にわざわざ味噌汁のレシピを調べて材料を揃えて夕食に出してくれたことがとても嬉しかったです。ホストマザーの作った味噌汁は今まで食べた味噌汁の中で1・2位を争うほど美味しい味噌汁でした。忘れられない思い出の味になりました。
この2週間のフィールドスタディは私にとってとてもいい経験になりました。今までは英語が通じるか分からないという恐怖から外国に行くのが怖いと思うことや、話しかけられると怖気付いてしまう部分もありましたが、今回フィールドスタディに行ったことで、簡単な英語でも通じることや外国の人は優しい方もたくさんいて分からない時には親切に教えてくれるということを知りました。英語があんまり得意じゃないから伝わらないかもしれないと躊躇っていては英語を上達させるのは難しいと思いました。フィールドスタディで学んだことや経験を無駄にしないようにより一層英語に力を入れて頑張ろうと思いました。
そして、オーストラリアで2週間楽しく過ごすことができたのは、一緒に行ったメンバーに恵まれていたからだと思います。最初は馴染めるかなと不安でしたが、盛り上げて笑わせてくれる人や気軽に話しかけてくれる人が多く、いつの間にか仲が深まって、UQでの授業終わりに一緒に夕食を食べに行くことや、移動中や食事中などに色んな人と話していた時間はとても楽しかったです。1日1日がとても充実していたと感じることのできた濃い2週間で、フィールドスタディに参加して良かったなと心から思いました。