学位Ph.D. in Finance and Management (University of London)
最終学歴Ph.D. Programme, School of Oriental and African Studies, University of London
専門分野食料安全保障、バイオ燃料、気候変動、応用一般均衡モデル
主要研究テーマバイオ燃料の食料安全保障への影響分析
主な社会的活動
現代社会と経済A、経済事情(英語)1・2、国際経済特講1・2(食料・資源・エネルギーとSDGsの経済学)、演習A1・A2、経済学演習C
食料・環境・エネルギーの経済学
私のゼミでは学生が食料、環境、エネルギーの分野をグローバル経済の観点から分析し、研究発表をする事を考えておりますが、学生が主体的に運営をしてもらいたいので、学生からの提案を十分に考慮したいと思っております。
食料、環境、エネルギーは注目を浴びているSDGsの重要な項目であり、それぞれが互いに影響し合っています。例えば気候変動を抑制するためにトウモロコシ、大豆、菜種油、サトウキビ等からバイオ燃料が生産されています。それにより家畜の餌であるとうもろこしの需要が増加し、価格が高騰し、食肉価格も上昇すれば、食料安全保障を脅かす原因となります。世界は持続可能な社会の構築を目指していますが、どのようにバランスをとるべきかを考える必要があります。また、農産物(大豆、小麦など)やエネルギー商品(原油、天然ガスなど)は金融市場で取引され、グローバル経済や各国の経済政策の影響を大きく受けます。
SDGsは現代のキーワードになっていますので、これらの分野を理解することはどの学生の将来にも非常に有益です。また、金融市場も勉強し、グローバル経済の動向も予測する事ができることを目指します。私のゼミでは「英語で学ぶ」を重視したいと考えています。英語で書かれた論文や新聞記事などの資料を読み、短いレポートを英語で書き(上手に書けなくても構いません。トライする事が重要です。)、それを基にプレゼンテーションをしてもらいたいと思っています(可能であれば英語によるプレゼンテーションにしたいです)。卒業論文のテーマは自由に決める事ができます(必ずしも上のテーマである必要はありません)。
英語は誰でもできるようになりますし、皆さんが思っているよりも難しくありません。英語ができれば、情報量が増え(インターネット上の情報の60%が英語で、たった2%が日本語です。)、世界中に友人を作れ、国際的にビジネスも出来るようになります。将来の目標に向かって頑張っている学生が来てくれたら、とても嬉しいです。