Social Activities
社会参加実習 2025年度学生による中間報告 3

学生と実習先の基本情報

  • 2年生男子
  • NPO法人子育てネットワークゆめ 戸塚区地域子育て支援拠点 とっとの芽サテライト
  1. 実習先を選んだ理由

     姉が保育園の先生をやっていて普段から小さい子の話を聞いて興味・関心があったことに加え、自身の周りに小さい子がいなくて接し方や知識などわからないことが多いので学ぶのによい機会だと考えたから。

  2. 目標

     保護者やその子供、職員に自発的に話しかけ、異なる世代の人とコミュニケーション能力を身に着ける。

実習の感想文

  1. 実習をして楽しかった点

     初日は子供との接し方もよくわからず、午前中は子供たちの周りをウロウロしたり子供のそばにいるだけであまり深く関わることができませんでした。しかし、午後からは少しずつ子供たちに話しかけられるようになり、まだ言葉を話せないくらい小さい子でもこちらの言葉に反応してくれたり、一生懸命何かを訴えてきたりとかわいい反応が返ってきてうれしかったです。二日目に一緒遊んだ子が帰る際に職員さんが、私が来週も来ることを伝えてくれた際、その子が来週は保育園ではなくこちらに来たいと言ってくれたことがとてもうれしかったです。自分は戸塚まつり準備会に所属しているのですが、何組かのご家族が祭りに来てくれたこと、楽しかったことを教えてくれてうれしかったとともに、実際に感想を聞くことができて励みになりました。一人の女の子が「お兄ちゃん先生」と呼んで一緒に遊ぼうと誘ってくれて一緒にブロックで遊んだり読み聞かせをしました。よく笑う子で一緒に遊んでいてとても楽しかったです。三日目には、午後の時間終了時にいつもやっている手遊びの後にみんなの前で「ペンギン体操」をやりました。初めは少し恥ずかしかったけど、一緒に子供たちが一生懸命踊っていたのがとてもかわいく、楽しく踊れました。

  2. 実習をしてつらかった点

     とっとのめでは平日は0~3歳ぐらいの小さい子がメインで訪れていました。そのくらいの年齢では家族以外の男の人と関わることがないのか、人見知りされることが多く、ひどい時は泣かれてしまったのが、悲しかったです。一度泣かれそうになった子とは少し距離を置いて見守ることにしました。三日目の午前中に大勢のご家族が来られて、注意して見なくてはいけない場所が多くて大変でした。おもちゃをなんでも投げてしまう子や、何でも食べてしまう子もいて投げたものが誰かに当たらないか気にしたり、呑み込めてしまうおもちゃがないか気にしたり、普段の生活で気にすることのない点に気を配るのが大変でした。今まで読み聞かせをしたことがなく、子供に迫られた時はどうすればいいか少し戸惑ってしまいました。ゆっくりと小さい子でも聞き取れるように読んだり、慣れないながらも抑揚に気を付けながら丁寧に読みました。4回目ではみんなに向けて読み聞かせをするので練習をしたいと思います。室内に滑り台があるのですが、小さい子、特につかまり立ちをするぐらいの子が滑り台を下から登りたがるため、落ちないように止めたり万が一落ちても平気なように備えたりしなくてはならなくて大変でした。それだけでなく、上から滑ってくる子がいないか、逆に滑っているときに下に他の子がいないか、おもちゃなどが落ちていないかを気にするなど滑り台周辺では気にすることが多かったです。施設が終了した後、お見送りをしたのですが急に走り出す子がいて、子供の行動は予測できないなと感じました。

  3. 目標に対して実際にできた点、できなかった点

     コミュニケーション能力を身に着けるという点では、子供に対しては、たくさん話しかけることができました。小さい子でもわかるような言葉・話題など話かける内容に注意して会話しました。興味が移りやすく会話が長続きしないことが多かったですが、話題が変わってもそれに合わせて会話することができました。まだ活舌もしっかりしていなくて聞き取れないことも多かったですが、相槌などしっかり聞いていることを伝える努力をしました。保護者の方とは子供のことや大学のこと、戸塚のことなど様々な話題についてお話しすることができました。しかし、あまりたくさんの人と話すことができませんでした。職員の方とは事務的な会話がほとんどで、あまり話すことはできませんでした。自発的な会話という点ではあまり達成できませんでした。子供に対しては、自発的に話しかけることができました。しかし、保護者の方には話しかけることはできましたが、向こうから話しかけてもらう回数のほうが多く、自発的とは言えませんでした。いらっしゃったお父さんの数も少なかったですが、お母さんたちとの会話ばかりでお父さんとはお話しできませんでした。職員の方には、わからないことを聞くなど、必要な時には自発的に話しかけることができましたが、回数は少なかったです。

  4. 残りの実習で何に挑戦したいか

     まず、子供たちとのコミュニケーションをもっと取りたいです。自分が子供の時と人気のキャラクターや絵本などが変わっていて知識がなかったので、今の小さい子が見ているものの知識を仕入れて話せるようになりたいです。また、実習前に職員の方にも言われたのですが、赤ちゃんを抱っこしてみたいです。今までしたことがないのでこの機会に挑戦してみたいです。保護者の方とは、幼稚園や小学校など自分視点では知っているものについて保護者側からの意見を聞いたり、自身とは違う立場からの視点を聞きたいです。また、お父さんと話したことがないので父親の立場からのお話も聞きたいです。子育てなど子供とのかかわりで大変だったことなど、実際にやってみないと分からないことを聞いてみたいです。職員の方とは事務的な仕事のこと以外についてもお話ししたいです。将来に生かせるような利用者視点ではない、運営側からの視点でのお話も聞いてみたいです。