経済学部の開講科目である海外インターンシップ(台湾)は第6回となった。
今回のプログラムは2年生3名、3年生5名、4年生2名の合計10人が参加した。
なお、経営学科、国際経営学科から5名ずつ参加、今回始めて学部による海外留学プログラムの経験者を迎えて行われた。
プログラムの主な活動は、午前中は師範大学国語教学センター開催の中国語短期プログラム参加、午後は高級スーパーでの就業体験、その他は店頭証券売買センター訪問、提携大学訪問と学生との交流などである。
プログラムは「一番熱い夏」「アジアの熱気」を謳って学生募集を行ってきた。
しかし、この夏の東京は記録的な暑さが続いていたので、台北到着後も違和感はなかった。
翌日より師範大学のセンターでガイダンス、後にクラス分け試験が実施された。
午後は微風プラザを訪れ、西川副総経理から、台湾経済や消費者の動向、日本産食品の輸入状況、期間中の「父の日」「沖縄物産展」「岡山物産展」などの催しに関する説明があった。
翌々日からスーパーマーケットでのインターンが始まった。
当日は「沖縄物産展」と日本産果物や食品などの販促活動の支援に加わった。
次の活動日には、前半は野菜や果物の選別、包装などのバックヤードでの作業、後半は売場の各コーナーに配置、玉子焼作りや顧客に試食を促すなどの業務に携わった。
翌週の活動日は、旧暦の七夕で台湾の「バレンタインデー」にあたることから、菓子、アルコール、輸入スナックなど、特設コーナーなどでの販売促進をサポートした。
また、後半は主として「岡山物産展」をサポート、県の公式ゆるキャラを囲んでのイベントにも参加した。
他の活動は、証券店頭売買センター(Taipei Exchange)を訪問、担当者から業務と沿革、日本との交流などの話を聞いた。
また、協定校の東呉大学を訪問、本学OBの長田先生、秋に交換留学で本学を訪れる学生、日本語学科学生らと交流、夕方は近くの士林夜市一緒に見学した。
なお、センターでの中国語講座は、初めて中国語を学んだ数人の学生を含め、各自のレベルにあったクラスに参加した。
そこでは台湾で中国語を学ぶ日本人だけでなく、外国人とも交流する機会にも恵まれ、講義後に一緒に食事をしたり、空き時間には一緒に郊外に出かけるなど、学校や職場で外国語でコミュニケーションする機会にも恵まれ、寝る間も惜しむほど充実した時間を過ごしていたようである。