Field Study of
Economics Department

経済学科のフィールドスタディ

2016年度 <オーストラリアFS> 学生報告2

「毎日が充実していた二週間」

まず、オーストラリアの人はとても温かい人が多いなと感じました。右も左もわからず、言語も通じないので自分の言いたいことがなかなか通じず、言いたいことはたくさんあるのに、自分の英語力の無さに悔しい思いもしましたが、オーストラリアの人たちは簡単な英語で話してくれたり、道ですれ違った時、バスを待っている時などニコニコしながら挨拶をしてくれました。

また、すごく印象深いのが初めてステイ先から学校に向う時、行き方が曖昧でバス停にいたオーストラリアの人に行き方を尋ねたところ、すごく親切に教えてくれて、私が乗るバスを止めてくれ、さらに、運転手の方に私が行きたい場所を伝えてくれて、降りる駅になったら教えてあげてほしいということまで伝えてくれ、とても感動しました。運転手の方も快く受け入れてくれて、「あと少しだよ」とか、「次が降りる駅だよ」とか随時報告してくれてすごく助かり、とても温かい人が多いなと感じました。

また、今回は色々なところに行きましたが、私が特に印象深かったのはスプリングブルック国立公園のエコツアーです。ここでの景色は今でも忘れられないです。山の上に幾つか展望台がありそこから見た景色は言葉に表すことのできない絶景で、しばらくのあいだ呆然と眺めてしまいました。カルデラが一面に広がっており一度見たら誰もが呆然と眺めてしまうと思います。自然がたくさんのツアーに参加でき、世界にはこんなにも綺麗な場所がある事が改めてわかり、ほんとにいい経験ができました。

今まではテレビの画面上で世界の絶景を見てきて「綺麗だな〜いつか行ってみたいな〜」程度で本気で実行に移そうとはしませんでしたが、この2週間で、「世界中の綺麗な景色をもっと見たい」「世界中の色んな人と関わってみたい」という事を感じる事ができました。

今までの私は「英語が話せないから行くのが怖いな」とマイナスな方向に考えていましたが、いざ行ってみると、外国の人は温かい人が多くてたくさん救われました。すべての人がそういうわけではないと思いますが、少なくとも私はこの2週間で日本のいいところと、オーストラリアのいいところ両方を改めて感じる事ができました。もし、フィールドスタディーに参加していなければこのように思う事もなく、外国に行くのは「いつかの夢」という形で終わっていたかもしれません。

2週間という短い間でしたが、この2週間は今まで生活してきた中で一番濃い2週間だったと思います。全く知らない場所で、言葉も通じない中で生活をし、不安もたくさんありましたが、なによりも素敵な家族に巡り合えて、快適な環境で勉強もでき、一緒に行った仲間との絆も深まりました。この経験は私にとってこの先ずっと忘れる事のない宝物になりました。
なので、残りの学生生活では、自分がやりたいと思う事を「いつかの夢」で終わらせないよう必ず実行していきたいと思います。