「とても濃い2週間でした」
オーストラリアでの2週間はとても大きく、有意義な時間でした。このフィールドスタディはわたしにとって初めての海外であり、もちろん不安もありましたが、それよりもポジティブな気持ちが大きかったです。わたしがフィールドスタディに参加しようと思ったのは、異国の地での文化や生活の中で実際に過ごしてみたかったからです。英語のスキルは高くはないですが、挑戦したいと思いました。
現地ではクイーンズランド大学にお世話になりました。まずは座学の授業からスタートし、英語の授業では、メンバーと実際に会話をしながら表現方法や返答の仕方などを学びました。日本での英語の授業と違う点は、先生がネイティブスピーカーなため、単語のニュアンスの違いや発音など生きた英語を学べたことです。また、経済と農業の講義もありました。オーストラリアの農業や持続的農業と経済といったテーマで、専門用語がたくさん出てきますが、通訳の方がいらっしゃったので集中して受けることができました。
視察ではワイナリーや有機農場、マングローブ、スプリングブルック国立公園、ストラッドブルック島などたくさんの場所に行き、多くのものを見て、すごく貴重な経験をさせてもらいました。中でも世界最大精肉会社JBSオーストラリアの工場見学はとても衝撃的でした。牛丸々一頭を解体しているラインを見て、なんともいえない気持ちになりました。他には、フェリーに乗ったり、そこで野生のイルカを見たり、ブーメランで遊んだり、絶景を見たりと充分すぎる時間を過ごせました。
そして、この2週間はホームステイでした。なかなか思ったことを言葉にできずもどかしいときは多々ありました。ですがホストファミリーの言っていることを聞き取ろうと、そして言いたいことを伝えようとしているうちにだんだんとコミュニケーションをとることができるようになってきました。それを感じたときはすごく嬉しかったし、さらにもっと英語をつかえるようになりたいと思いました。また、わたしのステイ先ではシャワーの時間が5分と決められていたり、洗濯の回数が少なかったりと、オーストラリアの水不足問題を実感しました。
一緒にオーストラリアへ行ったメンバーにも感謝しています。引っ張ってくれる人がいたり、笑わせてくれる人がいたり、たくさんの時間を共有しいいつながりを持てたと思います。フリーデイやフリータイム、大村先生や通訳の方も含めてのディナーなどの自由時間も、観光地であるゴールドコーストに行ったり、街のバーに行ったりとすごく楽しむことができました。普段では絶対にできない時間を過ごすことができ、本当に行ってよかったです。