Field Study of
Economics Department

経済学科のフィールドスタディ

2017年度 <ハワイFS> 学生報告5

「密度の濃い二週間」

ハワイでのフィールドスタディは二週間という時間にも関わらず、あっという間に感じる、密度の濃いものでした。今回のフィールドスタディのトピックは環境問題についてでした。そのため保護活動をしている海や森、ソーラーパネルが置かれた、何にもない荒れ地のようなところにも行きました。観光としていったらなかなか見る機会のないハワイを見ました

例えば、ホワイトプレインズビーチ公園です。ここはワイキキから少し離れており、知る人ぞ知るローカルビーチです。ワイキキビーチのように防波堤はなく自然のままのビーチでした。自分たちは平日に行ったのですがほとんど観光客はいませんでした。ここではアザラシがたまに昼寝に来ます。ハワイのアザラシは絶滅危惧種として保護されていて、アザラシの昼寝の場が確保されていました。またアザラシが泳ぐときは保護団体の人がいったん海から出るように指示しています。近づこうとしたら笛を吹かれました。人が観光地の生き物、環境を保護している場所でした。

またホワイトプレインズビーチ以外にも人が観光地の生き物、環境の保護を行っている場所にも行きました。ハナウマ湾です。

ここは全米トップビーチに選ばれるほど人気のある観光地です。しかしハナウマ湾は一時人間による汚染で閉鎖されていました。それをハワイのボランティア団体や州政府の努力により、まだ綺麗だったころの海にまで戻し、今では人気の観光地です。ここは州政府により自然保護区とされ、環境を守るための様々な規則が定められていました。自分たちもその規則の一つであるビデオを見て、昔の状況やハナウマ湾内でやってはいけないことなど見ました。昔の映像を見ると今の状況が信じられませんでした。実際にシュノーケルしたのですが、海の中はとても鮮明でたくさんの魚が泳いでいました。

また観光では絶対に訪れないような所にも行きました。オアフ島のヒロ湾にあるココナツ島という無人島に行きました。そこでは海洋調査兼、生物保護を行いました。サンゴから取り除いた海藻から、生物を取り出し海に返すという作業をしました。この作業をいつも数人でやっているのは大変だなと思いました。生物の保護は時間も手間もかかる大変なことだなと実感しました。

ここでは今回のフィールドスタディの一部分しか紹介できていませんが他にも色んな場所に行き、色んなことをしました。英語にも毎日触れることで今後英語を頑張ろうと思うきっかけにもなりました。学べることの多さや中身の濃さからとても25万で行けるプログラムではないなと思いました。こんな素晴らしいプログラムにしてくださった先生方には感謝を伝えたいです。そして今後このフィールドスタディに参加の出来る学生たちにぜひ参加してもらいたいと思いました。