Field Study of
Economics Department

経済学科のフィールドスタディ

2019年度 <ハワイFS> 学生報告1

初めての海外

 2019年9月2日~15日にかけてアメリカ、ハワイ州を訪れ、ハワイの環境問題、観光と経済などについてハワイ大学マノア校にて学びました。実際にその土地に行くことで今までのハワイへのイメージとはまた違った一面を知ることが出来ました。例えば、ハワイは観光名所として有名ですが、ホームレスの方が多く、その現状に対して政府はホームレスへの援助よりも観光に力を入れていたり、ハワイの環境を守るために再生可能エネルギーの推進を進めていたりと実際に行ってみることでしか知り得ない情報を知ることができました。
 僕は初めての海外で自分の価値観が広がる感覚がありました。ハワイの人の価値観や生活に触れることで多くのことを学びました。英語に関しては全くといっていいほど話せませんでしたが、知恵を出し、グーグル翻訳やジェスチャーなどでコミュニケーションを必死に取ろうとすることを毎日毎日続けることで少しずつですが英語を理解し話すことができるようになりました。またハワイの人々の生活が日本に比べるとゆっくりしており穏やかな気持ちで日々過ごしているような気がしました。日本では時間をきっちり守ったり、接客も最高の接客を求められますが、ハワイではそんなこともなく全員がゆとりある心で生活をしているように感じました。言語が通じなくても意思疎通は出来ること、他の国の方の生活について知れたことは自分にとってはとても良い経験でした。
 今回はメインとして外来種について意識して学びましたが、ハワイの固有種を守るためには外来種を適切に扱わないといけないことがわかりました。外来種がハワイの人々に与える影響は計り知れず、経済学、海洋学、生物学と幅広い学問の研究対象になっていることも知りました。外来種の中には日本の生物もいて、その土地ではそこまで影響がなくても土地を変えるだけで固有種を絶滅にまで追い込むことを知りました。こういう知識を知っているのと知らないとでは、環境問題に対する意識も変わってくると思います。実際にいき肌で感じて、ハワイの人々が何をしているのか、どういう対策を取ろうとしているのか、知ることがまずは重要なのだと思いました。
 このFSAを通じてたくさんの経験値を積むことができました。ハワイ大学の方々には感謝の気持ちでいっぱいです。初めての海外でわくわくした気持ちで行きましたが、想像を遙かに越える素晴らしさで、色々な国に行ってみたいという気持ちがわいてきました。今回学んだ知識をただ溜めておくのはもったいないので、日本にいる友達とかに話してハワイで何が起こっているのか、それを伝えていきたいと思います。僕は両親をハワイ旅行につれていきたいと思っているので、またハワイを訪れた際はもっと成長した姿をハワイの方々に見せれるように日本で日々努力を続けたいと思います。2週間の間、引率してくださったハワイ大学の方、明治学院大学の先生、学生の方々、ありがとうございました。