Field Study of
Economics Department

経済学科のフィールドスタディ

2023年度 <ハワイFS> 教員報告

教員によるフィールドスタディ報告:大村 真樹子
2023年度フィールドスタディA「ハワイの環境問題」

「コロナ禍明けの4年ぶりの9回目のフィールドスタディ」

今回のフィールドスタディかこれまでと異なり多くのプログラムを東洋大学とシェアすることとなった。今回本学の参加学生は7名と少数だったため、13名の学生が参加していた東洋大学と一緒にプログラムが実施されて、学生にとっても良い刺激となり、有意義な経験であったであろう。また、日程的には通常より一週間早めての実施となった。結果的には、日曜日の到着翌日から週末を含めて様々な活動が入り、月曜日のLabor Dayまで休みなく、日々授業や視察、文化活動などがあったため、かなり大変という実感があった。

前回から、ハワイ大学の方がこれまでのFSAプログラムをもとにプログラムの編成やロジスティックをアレンジくださるようになったが、直前まで日程変更等々色々な対応が必要で、樽井先生、Ulla先生、Ruben先生をはじめとするハワイ大学の方々には本当にお世話になり深く感謝申し上げたい。

コロナ禍を経て、以前は実施できた様々な視察や活動ができなくなってしまっていたこともあり、残念な部分もあったが、また別の、ハワイの文化や歴史をより深く理解できるような講義や視察も組まれており、新しい刺激になった。環境問題に関してはこれまで同様、固有種保全や沿岸管理と気候変動に対する適応方法の模索、化石燃料発電から自然エネルギーやゴミ処理に伴う発電への転換など、講義のみならず、視察で現場状況を確認しつつ、お話を伺うことができ、学生にとっても様々な気づきや学びとなったであろう。実際に、FSAを10年以上継続してきている私にとっても、ハワイの環境問題に対する取り組みの変化からその進化が感じられた。

今回の英語講座は、最終日に行われる学生によるプレゼンテーションに焦点をあてた指導もなされ、学生は各自英語で最後のプレゼンテーションを行なった。それぞれの選択したトピックをもとにした研究発表であり、異なる視点や興味に基づいて、ハワイで学んだことも取り入れられていた。また、FSAに先立って春学期に履修必須の事例研究Aで外部の統計分析のオンライン講座を取り入れていたこともあり、学生の研究発表もこうした成果が生かされていた。

学生たちの努力を褒めるとともに、今回のフィールドスタディに協力して下さった全ての方々に感謝を申し上げたい。

PHOTOレポート


  • 授業風景

  • 沿岸管理の視察

  • 風力&太陽光発電施設の施設

  • ゴミ焼却発電施設視察

  • 最終日の学生発表

  • ライオン植物園での視察

  • フラダンス講習風景