Field Study of International
Business Department
国際経営学科のフィールドスタディ

2013年度　国際研修プログラム(アメリカ)実施報告

教員による国際研修プログラム報告 : 斉藤　都美

JETROシカゴ事務所の訪問後、事務所長とスタッフの方と共に記念撮影

MGU-Hope College Global Management Programを終えて

2013年8月3日(土)から16日(金)にかけて、米国ホープカレッジにて国際研修を実施した。本年度は25名(男11女14)の参加があった。

シカゴオヘア空港到着後、ホープカレッジのAndy Nakajima先生にお出迎えいただき、バスにて大学のある街ホランドに向かった。(写真 1)大学到着後、早速バディの歓迎を受け、自己紹介によりお互いを知り合った。

翌日のオリエンテーションを経て、本格的な講義の受講は5日から始まった。科目はビジネス英語、マーケティング、経済学、ファイナンス、マネジメント、財務会計である。いずれも個性的な教授陣によるエキサイティングな講義で、グループワークやプレゼンテーションを通じて楽しみながら各科目の基礎を学んだ。(写真 2)

教室を飛び出し、課外活動も楽しんだ。なかでも企業訪問は最重要イベントの一つだった。オフィスチェア製作のリーディングカンパニーであるHerman Millerと自動車部品の最先端企業であるGentexを訪問した。Herman Millerでは自然光を取り入れた明るい環境配慮型工場で流れ作業により椅子が完成品に仕上がっていく様子に感銘を受け(写真 3)、Gentexでは先端技術を使ったハイテクなバックミラーを驚き眺めた。もちろん勉強ばかりでなく、レクリエーションも楽しんだ。近隣公園でのバーベキュー、ミシガン湖での夕日見学、ボーリング。バーベキューでは同時期にホープカレッジのプログラムを受講していた長野県小諸市の中学生を交え、スイカ割りなどをして親睦を深めた。(写真 4)

ホープカレッジでの最終日は、いよいよグループ発表の日である。各グループが訪問前より準備していた内容を緊張しつつも精一杯報告し、出席いただいた先生方から多くの質問やコメントを頂戴した。(写真 5)発表後はフェアウェルパーティの席上で、全員が修了証とプレゼントを受け取り、ホープカレッジでのすべてプログラムを終了した。

バディとの別れを惜しみ再会を誓いつつホープカレッジを後にし、シカゴへ移動した。シカゴの初日は都会的な街の雰囲気を楽しみ、2日目はJETRO、シカゴマーカンタイル、連邦銀行シカゴ支店を訪問した。これが世界金融の中心地かと、興奮とともに取引所などを見て回った。(写真 6)こうして2週間のプログラムは、大きなケガや病気もなく無事終了した。

2週間の間に何を感じ、何を学んだかは個人で異なるだろう。だがほとんどの参加者は、英語のスキルアップの必要性以外に、それぞれの課題や夢を持ち帰ったことと思う。この意味で、プログラムは終了したものの、それは参加者それぞれにとっての何かしらの「スタート」だと言えるかも知れない。

プログラムは多くの方々のご尽力によって支えられた。ホープカレッジのAndy Nakajima先生とVicki TenHaken先生には、プログラムが充実した良いものになるよう、多大なご尽力をいただいた。Alfredo Gonzales先生は折に触れてプログラムを気にかけ、見守って下さった。バディの皆さんにはプログラムが楽しいものになるよう、たくさんのエネルギーを注入していただいた。明治学院大学の神田良先生には、プログラムの期間中に企業訪問にご同行いただくなど、プログラムが充実したものになるよう多大なお力添えをいただいた。また現地訪問以前から、多くの人々の支えがあったことも忘れてはならない。事前研修をご担当いただいた櫻井結花先生のご尽力なくしては、滞在中の生活も最終日のプレゼンも、はるかに困難だったに違いない。終始安心して渡航し滞在できたのは、プログラムを多方面から支えてくださった青山円氏のお蔭である。他にも多くの方々のお力添え、支えがあったことは言うまでもない。プログラムを支えてくださった皆さんに、心より感謝したい。