Field Study of International
Business Department

国際経営学科のフィールドスタディ

2015年 海外フィールドスタディ(イギリス) 学生による履修報告1

今回、 私はオックスフォード大学のハートフォードカレッジへの国際研修プログラムに参加した。二週間という短い期間ではあったが非常に多くのことを学び、大変貴重な時を過ごせたと思う。

私がこのプログラムに参加したのにはある目標があったからである。それは英語力の向上、そして世界最高峰のレベルの授業に挑むということであった。近頃自分の英語に対するモチベーションが下がっていたというのを感じていたこともあり、本物の英語を肌で感じることによって刺激を与え己を奮い立たせたかったのである。

実際授業を受けてみると意外と内容理解には困らなかった。それは聞き取りやすい発音と速さで授業をしてくれた先生の気遣いのおかげだろう。とても楽しく、有意義なものであった。授業内容としてはスピーキング、リスニング、ライティング、リーディング全ての技能の向上を図るものであった。テーマを与えられ、それについて英語でディスカッションを行うという形式は、なかなか言いたい英語が浮かばなかったり、つい日本語が出てしまったりということも幾度かあり、もどかしく感じることもあった。しかし自分の中で、せめてこの国際研修中だけは英語に徹しようという強い思いがあったので、日本語で考えてから英語にするのではなく、始めから英語で思考するようにしていた。この方法は非常に今後の英語学習にも役立つのではないかと思う。

またイギリスと日本の経済比較の講義も受けた。この講義では全て英語なのはもちろん、速さや口調すべてがネイティブなので聞き取るのにも内容を理解するのにもとても苦労した。だがこれこそ私の目指す英語でのプレゼンテーションの在り方なのだと思い、とても参考になる素晴らしいものであった。そしてその講義の中で教授が行っていた、聞き手を引き付ける動作や話すスピード、ジェスチャーを交えた進め方などをメモし、最後の私のプレゼンテーションに用いた。

そしてこの海外フィールドスタディの集大成であるプレゼンテーションを迎える頃には、私は持てるすべての力を発揮する準備は整っていた。前日にオックスフォード大学の教授に自分のプレゼンテーションで読む内容を書いたスクリプトの添削をお願いしたところ、文法やフレーズ、細かいミスまですべて指摘してくれた。そのおかげでプレゼンテーションではとても良い評価をいただくことができ、最高の達成感を味わった。

改めて、私はこの二週間で本当に多くのことを学んだ。それは英語のみならず、将来社会に出てからのビジネスにおける振る舞いや、外国人とのコミュニケーション方法、日本とは違う文化背景など、数えきれないほどの発見があった。そして、より英語力を磨きたいと、そう思うには十分の刺激を得た。今回学んだ新たなスキルや自分の反省点を改善していきながら、自分の目指すグローバルパーソンへと成長していきたい。