Field Study of International
Business Department

国際経営学科のフィールドスタディ

2015年 海外フィールドスタディ(イギリス) 学生による履修報告2

まず、日本の常識は海外の常識ではないということを改めて感じた。あたりまえのことではあるが、何がどう違うのかまでは理解していないことを実感した。国際ビジネスにおいては相手の国の文化や慣習を理解することが重要であるので、まずは自分の国について知り、ほかの国とどこがどのように異なっているのかまで学んでおかなければならないと思った。それに関連して、自分は日本のこともあまりよく知らないのだと感じた。生活に関わってくることはもちろん知っているが、普段の生活で触れることのない常識や文化について聞かれたら答えられないと思う。今回私たちについてくれたRAの二人はどんな質問にも答えてくれて、自国について知識があるのだと思った。大英博物館に行ったときに、親が子供に収蔵品についての説明をしている光景が多くみられ、親から子供へ知識が受け継がれているのだと感じ、こういう光景が日本でも多くみられるようになれば、と思った。国際社会に出るにしても出ないにしても、もっと日本についての知識を増やしたい。そのうえで日本文化を英語で説明できるようになりたいと思う。

次に、やはり自分の英語力の低さを痛感した。普段ならすぐに出てくる単語も、いざ話すとなると出てこなくなったり先生やRAの言っていることが理解できなかったりした。English Classを担当してくださったPaulaが、私たち日本人学生はまず日本語で考えてから英語に変換しているが、そうではなくて最初から英語で考えられるようにならなければならないと言っていたが、本当にその通りであると思った。そしてそれができてはじめて英語を身につけたと言えるのではないかなと思った。今まで英語の文章を読むときは分からない単語を英和辞書で調べていたが、今回授業中にわからない単語を英語で説明してもらうという経験をして、思っていたよりも理解できるし、英語への理解も深まると感じた。だから、これからは英英辞書を利用していくつもりである。そうすることでより多くの英単語とふれあって身につけることができるうえに、日本語ではあらわせない細かい部分まで理解を深めることができるのではないかと私は考える。

また、イギリスに行った最初のころはRAの言っていることがなかなか理解できなくて苦労したが、毎日過ごすにつれてだんだんと聞き取れるようになった。イギリス研修で一番向上したのはリスニングではないかと思うほどである。やはり毎日聞いて話すことが、英語を身につける一番の近道であると実感した。日本に帰ってからも英語のCDやイングリッシュセントラルを聞いたり、シャドーイングをしたりして毎日英語にふれあう時間を確保するようにしようと思った。さらに、日々の生活においても、この場合は英語でどう表現するのかなどを常に考えながら生活していきたいと思う。