Seminar Introduce
学生によるゼミ紹介

12年度学生によるゼミ紹介:中野聡子ゼミナール

【人員構成】

4年生9人、3年生14人、合計23人です。

【勉強内容】

中野ゼミでは経済学の基本的な理論や思想を学びます。経済の基本的な理論は様々な場面(普段の授業はもちろん、新聞、就活、社会人になってからなど)で使われているので、ぜひ知っておきたい知識だと思います。経済学部なのに経済のことってまだいまいちわかってない、社会に出るために大学生のうちに経済学のエッセンスを学びたい!と思う人にピッタリのゼミだと思います。具体的な教科書や卒論テーマは以下のようなものです。

まず3年生では『市場社会の思想史 「自由」をどう解釈するか』(間宮陽介著)という経済思想の流れをわかりやすくコンパクトにまとめられた本を基に、プレゼン形式の授業を行います。2~3人で一つの章を担当し、パワーポイントやレジュメを作成して発表します。経済学の知識を深めるだけでなく、人にわかりやすく伝えるプレゼンのスキルを高めることも一つの中野ゼミのテーマとしています。

また現在の4年生は、アメリカの最先端の経済学者であるアカロフとシラーによる著書『アニマルスピリット~人間の心理がマクロ経済を動かす~』という本を用い、アニマルスピリットという概念を使って、経済学を再構築する見方について学んでいます。

4年生は併せて卒論にも取り組み、ゼミで学んだことをベースに、各自で研究したいテーマを選択することができます。今年の卒論のテーマは、アニマルスピリットに関連させながら、スミスやケインズ、行動経済学や期待効用理論、戦間期の経済政策や戦時政策などです。経済思想をベースに、現代の経済学のホットな内容に理解を深めています。ゼミでの卒論報告や個別指導を通じてアドバイスをもらい卒論を書き進めています。

【ゼミの雰囲気】

私たち中野ゼミは楽しく、そして何よりも自由な雰囲気のゼミです。ゼミに入ってからみんな新しい友達ができます。先輩もフレンドリーでおもしろい人ばかりです。中野先生は優しくて、授業もとてもわかりやすく進めてくれます。おしゃれで素敵な、そしてすごくチャーミングな先生です。授業ではみんなに質問を投げかけたり、発表内容の補足をしてくれたりと様々なシーンでゼミをリードしてくれます。先生の(ぼけた?)発言で思わず笑いの会話に向かっていったかと思うと、いつの間にか真剣に経済学の議論をしていたりします。そんなゼミの時間の積み重ねや交流を通じて、経済学に向き合う気持ちと思考回路がはぐくまれ、そして貴重な仲間を得ることができます。
夏にはゼミのみんなで合宿に行きます。場所は伊豆の修善寺や河口湖などの綺麗な施設の中から選べます。親睦を深めるためイベントや飲み会を企画したりします。また今年は白金祭にも参加する予定なので、現在どのようなお店にするかなど企画中です!

【進路】

今までのゼミ生の進路は金融、メーカー、流通、建設、公務員、大学院進学などです。特に偏った傾向はみられず、皆自由な発想でそれぞれの進路を選択しています。

このようにゼミを楽しむことも、真剣に経済学を学ぶこともできる環境の中野ゼミは本当におすすめです!