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学生によるゼミ紹介

14年度学生によるゼミ紹介:齋藤弘樹ゼミナール

人員構成

齋藤ゼミは、経済・経営・国際経営学科を問わずに募集をしておりますが、今年度のゼミ生は経済学部、公共経済コース6名・世界経済コース6名から成る計12名、並びに13年度のゼミ生8名によって構成されています。

授業内容

学生は複数のグループに分かれて、テキストの事前学習を行います。担当箇所を予め決めて、各章の発表・解説をプレゼンテーションの形式で進めることを基本に授業を進めています。プレゼンテーション最中に生じた疑問についてはこれを発表者に対して問い、このほとんどを学生が担うため、担当者は前もった準備、そしてどのような質問が来るかを事前に考え回答できるようにしておく必要があります。

今年度は、佐々木宏夫著『入門|ゲーム理論 戦略的思考の科学』をテキストとして使用し、経済学への応用可能性が非常に高い非協力ゲーム理論について学んでいます。ゲーム理論は、端的に言えば複数の意思決定主体が存在する上での意思決定の理論です。我々の社会では人々、企業、国家と様々な関係が存在しており、これらのどのケースにも意思決定におけるプロセスがあり、考察対象は瞬く間に多くの分野に広がっていきました。経済学だけでなく諸分野の問題に広く応用が利く学問です。今現在学んでいる非協力ゲーム理論は、意思決定主体の共同行動を考慮する協力ゲーム理論と違い、それぞれが独自に意思決定を行うことを前提にするものです。これはより応用性に富んだ理論分野となっています。

ゲーム理論は前述のように諸学問分野への応用が可能となるものでありますが、基礎となるミクロ経済学の学習を進め、身に着けることができれば学ぶに難くない学問であると思います。

先生の特徴

温厚で非常に丁寧かつ親切に教えてくださいます。問題を考えるにあたってわからないこと、疑問に思うことが多くありますが、これらをわかりやすく解説してくださるので、学生の理解も深まります。ゼミにおいては、疑問や誤りについて指摘し学生自身で考え結論を出せるように説いてくれ、その上で改めて我々学生のためになるように補足説明をしてくださいますので、とても頼りにさせていただいています。

ゼミの雰囲気

ゼミのプレゼンテーションはグループ毎に行っているため、学生同士の協力が必要になります。少人数のゼミですが、それ故にゼミ生同士の仲は良く、良い雰囲気で授業を行っています。また定期的にコンパを行うこともあります。

ゼミ生の将来・就職先

今年度は経済学科のみでの構成となっており、学生は様々な進路を考えています。昨年度のゼミ生の希望業種は金融や公務員など多岐に渡っていますが、他にもITや小売などの分野に進出しようと考え行動している学生もいます。