Seminar Introduce
学生によるゼミ紹介

19年度学生によるゼミ紹介:齋藤弘樹ゼミナール

人員構成

私たち齋藤弘樹ゼミ19年度生(現在3年生)は、全員が経済学科生で、ポリシーアナリシスの学生が2名、企業制度デザインコースの学生が10名、グローバル・スタディーズコースの学生が4名の計16名で構成されています。

授業内容

授業は主にグループごとに事前準備した内容を発表するプレゼン形式で行っています。このグループはランダムに振り分けられており、4人で1グループとなっています。そして各グループがゲーム理論、マーケットデザイン、行動経済学、ミクロ経済学などの分野から研究テーマを自由に決めて週ごとに発表する形式をとっています。

私たちのゼミの1つ目の特徴は、発表する際に聞き手側が全員その内容について知識が全くないと仮定して発表しなければならないということです。例えば、自分たちがゲーム理論について発表するとします。経済学部の学生であればこの分野について大半の人が2年次に学習していると思いますが、聞き手側は全く知らないという設定なので基礎からとても丁寧に詳しく説明することが重要です。

そして2つ目の特徴はただ発表するのではなく、全員が参加できる発表をするということです。発表する側は聞き手も参加できるように聞き手が発言しやすく工夫したり、聞き手側も疑問に思ったことは積極的に質問したりとただ聞いているだけというようなことがないようにすることが重要です。

この2つの特徴のおかげでグループのみんなと試行錯誤しながら発表内容を考えるので理解度がかなり深まるのに加え、他のグループの様々な分野ともじっくり触れ合えるので経済学に対する知識が格段に増えて多くのことが学べます。そしてその中から自分の気になった分野を題材にして、卒業論文を製作することができるので恵まれた環境になっています。グループごとにプレゼンの形式が異なり各々の個性も出て、大変面白い授業となっています。

先生の特徴

齋藤弘樹先生は、温厚な方で、ゼミ生に柔和で優しく対応してくださる先生です。発表中などでわからないことやみんなに伝わりにくい部分があると、ゼミ生全員がしっかり理解できるように1つ1つ順序だてて丁寧に説明してくださいます。ただ最初から全て説明するのではなく、ゼミ生自身が考えるように促し、その上でわかりやすく説明してくださいます。学生の考える力をとても大切にしてくださる先生です。

ゼミの雰囲気

学生主体のゼミのため、自分たちで行動をおこしていけます。授業自体は全員が緊張感を持って臨んでいるので少し厳格な部分もありますが、授業以外では誕生日を祝ったり、飲み会も設けており、ゼミ生同士とても仲の良いゼミです。

ゼミの将来・就職先

所属していた先輩の主な就職先は、公務員、IT関連、旅行関係、不動産、金融など多種多様ですが、今年度はメーカーや商社などを希望している学生もいます。