人員構成
大村ゼミは、2023年から新しいトピック「健康医療経済」に取り組んでいます。現在は、経済学科の3年生7人が在籍しています。今年は経済学科生のみでしたが、経営学科や国際経営学科の学生も参加できます。どの学科やコースが適しているということはありませんが、ミクロ経済学や統計学の基礎知識があると授業に役立ちます。また、教科書が英語なので、ある程度英語を読むことに慣れているのが望ましいです。
ゼミの雰囲気
ゼミは2年間開講されていなかったので、今は3年生のみで活動していますが、みんな温厚で優しい性格です。共通の問題に対しては、互いに相談し、意見を出し合います。授業中はメリハリがあり、発表を集中して聞き、指摘しあうことで理解を深めあいます。ゼミ合宿や親睦会についても、みんなが意欲的で、学生が主体となってゼミの活動を作り上げていきます。
学習内容
このゼミで学んでいる健康医療経済学は、日々の生活における健康上の選択から国の医療制度に至るまで、私たちの人生と切り離せない「健康」や「医療」の問題を、経済学的視点から幅広く分析します。授業では、主にBhattacharya, Hyde and TuのHealth Economicsという英語の教科書を使用して学習しています。3人程度のグループを作り、各担当箇所を精読し、その内容をプレゼン形式で発表します。担当者のプレゼン中は、事前に用意した不明点、疑問点を尋ねたり、発表内容に関して議論をしたりします。ゼミを通して、データを正しく分析する能力や、論理的思考などを身に付けられます。
先生の特徴
大村先生は、普段は気さくで優しい先生です。メリハリのある先生で、発表中に間違いなどがあると学生が理解するまで正確に指摘・説明してくださいます。質問に対しては様々な観点から、親切に答えてくださるので、学生は興味関心を存分に広げることができます。また、学生の主体性を重視して下さるため、受け身にならずに問題意識をもって授業に臨むことができます。
先輩の就職先
先輩方の就職先は年によって様々です。一部上場企業からベンチャー、個人事業主、官公庁、国内・海外大学院進学など多岐にわたる分野・業界で、オールラウンドに活躍されています。ゼミの内容で業種や職種が絞られるようなことは特にありません。ゼミでは、就職にも役立つ応用力、スキルや自身の持ち味を向上させるチャンスをたくさん得られるので、進んで活動することで、間違いなく自身のキャリアを実現する一助になると思います。また、今の3年生も、就活に向けてインターンや情報収集に励んでいるところです。卒業されたゼミの先輩を含め、互いの情報共有ができるところも、ゼミに参加する利点の一つと言えます。