概要
神山ゼミは3年生9人が所属しており、幕末から第二次世界大戦終戦までの近代日本経済史について、政策や産業、国際関係や制度など多様な視点から学習しています。
例年ゼミ合宿が行われており、過去には湯河原などで実施されました。コロナ禍に比べて対面での活動が活発になり、コンパなどを通してゼミ生同士の親睦も深められています。
神山先生は学生の発表内容に対してフォローやアドバイスなど私たちの抱く疑問や質問に一つ一つ丁寧に解説して下さるため、収穫のある充実した時間を過ごすことができます。卒業生はテレビ局、メーカー、物流、ホテル、公務員、教員、地方銀行など毎年幅広い分野に就職しています。
講義の内容
講義は毎週金曜日に行っています。3年生の春学期はテキストに沿って近代日本経済史の基本的な流れを読み解き、秋学期でさらに専門的な内容を学習します。講義の形式は、毎回担当の学生がテキストの指定された範囲を要約し、それを発表するというものです。ゼミの流れは、発表者が自分の要約したものを読み上げ、それについて先生が解説や補足説明をして下さり、その後ゼミ生からの質問に発表者が答え、先生がその質問への回答に補足説明をして下さるというものになっています。4年生ではこれと同じ形式で卒業論文の構想の発表が行われます。テキストの要約をすることで情報を取捨選択し、本質を理解する力が身につきます。また学生間の質問は自分とは異なる視点や考え方を知り、その質問への適切な回答のために新たな知識を得ることができ、コミュニケーション能力を向上させることができる良い機会となります。少人数だからこそできる講義形式であり、より一層の学習内容の理解を促進してくれます。
最後に
神山ゼミでは近代日本経済史を学習することから、自分には日本史の知識がない、または苦手といった理由から当ゼミを敬遠している方がいるかもしれません。しかし、現在所属しているゼミ生には、高校生の時に世界史を学習していたため日本史の知識は中学生レベルという人もいます。またこの分野が得意ではない人、難しさを感じている人、知識が豊富なわけではない人でも興味はあり学び直してみたいという思いからこのゼミを選んだ人もいます。過去に日本史をどの程度学習していたかは大した差ではなく、スタートラインは同じといっても過言ではありません。もちろん、日本史好きの人も歓迎します。現代の日本経済につながる過去の経済や出来事について少しでも興味のある方は是非、ゼミ説明会などでお気軽に何でも質問してください。3年生以降の学生生活を有意義に過ごすことはもちろん、社会の構成要素を歴史から学び、現状を俯瞰し正確に判断して、未来を見据える力を養うためにも、学ぶ意欲のある学生の参加を心からお待ちしています。