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学生によるゼミ紹介

25年度学生によるゼミ紹介:大石尊之ゼミナール

活動人数

大石ゼミは2021年に発足したゼミで、現在は3年生10名、4年生8名の計18名で活動しています。ゼミ生はポリシー・アナリシスコース、企業制度デザインコース、グローバル・スタディーズコースなど多様なコースに所属しており、それぞれの専門的視点を活かしながら議論に取り組んでいます。

学習内容

本ゼミでは「法と経済学」を中心テーマとし、法制度と経済の相互関係を分析する力の養成を目的としています。

3年生は『ブロックチェーンと法──〈暗号の法〉がもたらすコードの支配』(プリマヴェラ・デ・フィリッピ、アーロン・ライト著)を教科書として用い、発表と議論を通じて学習を進めています。ブロックチェーンという先端技術に関する法的ルールを、経済学的視点からいかに設計するべきかという難解なテーマに挑み、議論を重ねながら理解を深め、知識を定着させています。PowerPointによる発表を通じて「説明力」、他人の発表への質疑応答を通じて「理解力」や「問題提起力」が鍛えられます。デジタル通貨をめぐる議論では、現実の金融システムの構造にも触れるため、講義で得た知識の応用の機会も豊富です。

4年生は各自の興味・関心に基づいて、前年度に学習した「法と経済学」の知識を活用しながら卒業論文に取り組んでいます。ゼミの時間には、大石先生と1対1でテーマの方向性や展望を議論する日もあれば、参考文献を読み込んでPowerPointにまとめる日もあります。先生の丁寧な指導により、納得度の高い卒業論文を執筆することが可能です。今年度の卒業論文テーマには、「転売における経済的購買効果」「組織における契約の在り方」「平等と多様性の経済的分析」「ブロックチェーン技術を用いた経済効果」などが挙げられます。

ゼミの雰囲気

ゼミの雰囲気は自由で活発です。ゼミ中の議論では自然に質問や意見が飛び交い、議論の幅が広がっていきます。ゼミ生同士の仲も良好で、ゼミ後の食事会や懇親会など、交流の機会も多くあります。

先生の特徴

大石先生は非常に博識で、話しやすい先生です。専門分野のみならず、お酒の歴史、音楽、料理など幅広い話題に精通しており、ゼミではいつも楽しそうに話してくださいます。難解な内容にも親身に寄り添い、具体例を交えた分かりやすい説明をしてくださるため、安心して学習に取り組めます。

ゼミ生の就職志望先の傾向

進路はIT、コンサル、メーカー、公的機関など幅広い業界にゼミ生が進んでいます。現在在籍している8名の4年生は、IT、不動産、金融、コンサルなど、多岐にわたる業界を志望しています。大石ゼミの学習内容は他ゼミではなかなか扱われない領域であるため、就職活動における差別化に大いに役立ちます。また、就職活動の相談が気軽にできる先生や仲間がいることは、学生にとって安心感のある支えとなっています。

これまでのゼミ生の就職(内定)先の一例

IT関連産業(キャノンITソリューションズ、インターネットイニシアティブ、伊藤忠ソリューションズ)、印刷事業(TOPPAN)、飲料メーカー(伊藤園)、食品メーカー(日本食研)、化学業界(アグロカネショウ)、住宅事業(セキスイハイム)、不動産事業(三井不動産リアルティ)、リユース業界(いーふらん)、教職(埼玉県特別支援学校)

ゼミのInstagram
明治学院大学 経済学部 大石ゼミ