Social Activities
社会参加実習 2022年度学生による中間報告 3

学生と実習先の基本情報

  • 2年生女子
  • 実習団体名:NPO法人ワーカーズ・コレクティブパレット 青葉区地域子育て支援拠点 ラフール
  1. 実習先を選んだ理由

     家事・育児・仕事など、日々大変な思いで子どもを育てるお父さん、お母さんの力になりたいと思い選びました。また、子供が好きなので選びました。

  2. 目標

     価値観や世代の異なるお父さん、お母さん、子ども、職員さんとのコミュニケーション能力を身につけ、自分が社会に出て、新しく出会った人に対して柔軟に対応できるようにしたいです。また、自発性や行動力を身につけ、自分の強みにしていきたいです。

実習の感想文

  1. 実習をして楽しかった点

     実習中、子ども達がおもちゃを持って駆け寄ってくれたり、話しかけてくれたりして、一緒に遊ぶことができた点が楽しかったです。また、子ども達のお母さん方とおはなしできたのも楽しかったです。子ども達が遊んでいる姿を通して、子ども達の普段の行動や、好きなもの、最近できたことなど、様々なことを教えて下さり、楽しかったです。子ども特有の考え方で、子ども達が大人も想像をしないことをするので、色々な発見ができて楽しかったです。子ども同士でのおもちゃの譲り合いや、自分よりも年下の子どもをかわいがっている姿や年上の友達に甘えている姿を見守ることも楽しかったです。年齢的に、小さい子も大きい子もいたので、同じおもちゃでも年齢による遊び方が違ったり、根本的に遊び方が違ったりして、子ども達の観察を通して、年齢、性別による遊び方の違いを発見することが楽しかったです。この施設は、行政と連携をとっているので、施設に子育てを支援する取り組みのポスターが多く展示されていて、そのポスターを見ることで、子どもを育てる人にとって、どんな政策が助かるのかということを学ぶことができる点が楽しかったです。実習中に、出産を控えたお母さん方が見学なさる会や、0~6か月の赤ちゃんの親子が集まってお話しする会があり、お話しを聞くことができてとても貴重な経験ができ、楽しかったです。

  2. 実習をしてつらかった点

     子どもだけではなくお母さんやお父さんなどの保護者さんがいらっしゃるため、家族の輪の中に入ってはなしかけるのが難しく、どう行動したらいいか分からず、つらかったです。子育てをしたことがないため、子どもの成長の過程や子どもの知識自体が少ないのがつらかったです。年齢を分かっていても、その年齢でできることや、できてすごいことなどが分からないため、子どもがしていることに対して、褒めたり、お母さん方と子ども達の行動についておはなししたりすることができなかったです。また、話せたとしても短時間しか会話が続かず、気まずい空気になってしまい、本来は子どもとくつろいでもらう空間なのに、お母さん方に気を使わせてしまっているようでとても申し訳なく、つらかったです。最初は緊張していて、準備中など、忙しいなか、なにをすればいいかを聞くことができず、なにもできなかった時間もあり、つらかったです。ことばを発する歳に満たない子どもも多くいたため、なにを言っているのか、なにをして欲しいのか、分からないこともあって、大変でした。子ども同士で、おもちゃの取り合いになりそうなときが数回あって、そのようなときにどうすればよいのか分からなくてつらかったです。

  3. 目標に対して実際にできた点、できなかった点

     世代の異なる子ども、職員さんとのコミュニケーションができたと思います。職員さんとのコミュニケーションを通じて、上司や目上の方との接し方に応用できる知識を得ることができました。お父さんやお母さんとはあまりコミュニケーションをとれなかったです。いつ、お母さん方に話しかけて、どのくらいはなしするのか、どんな話をするのか、など分からないことが多く、あまりコミュニケーションをとることができなかったです。しかし、会話は短いですが子どもが遊んでいることや、行動を通してお母さん方とおはなしすることができました。子どもとお母さんで遊んでいる空間に、どのように、どんなタイミングで入ればいいのか、という判断が難しく、積極性や自発性という点も達成することができなかったです。する仕事がなくなったときに、なにをしてよいか分からず、バタバタしているときに聞くことを遠慮がちになっていしまっていた点でも、自発性や積極性を発揮できていないなと思いました。

  4. 残りの実習で何に挑戦したいか

     残り一か月で今までよりも、子どもやお父さん、お母さん方とのコミュニケーションを増やしていきたいです。子どもについて少しでも、自分なりに調べて、子どもを褒めてあげたり、お母さん方と子どもの行動から色々なおはなしを聞いたりしていきたいです。スタッフさんと一緒に子どもを見ていたりすると、私が発見できなかった点を発見して、それをきっかけに子どもやお母さん方とおはなしされていたので、私も視野を広く持ち、様々な発見をしていきたいと思います。子育ての経験はないので、自分が小さかったころを思い出し、その思い出も活用して、子ども達を見ていきたいと思います。また、その知識がお母さん方とのコミュニケーションのきっかけになればいいなと思います。無理に家族の雰囲気を壊すこともよくないので、そのタイミングや引き際も考えて、コミュニケーションをとっていきたいと思います。祖父母が遠方に住んでいる家族が増えている中で、スタッフが子どもの成長を褒めることで、親御さんに子どもの成長を見てくれている人の存在を知ってもらうことにつながるというお話を聞いて、今まで以上に子ども達を褒めていこうと思います。自分がなにをすればよいかわからないときは、積極的になにをすれば聞いたり、これまでの実習でした仕事を通して、自分ができることは自発的に仕事をしたりしていきたいと思います。今までは、子どもに話しかけてから、お母さん方とお話しすることが多かったのですが、残りの一か月では、どんな方にも柔軟に対応できる能力を身につけるためにも、お母さん方に最初に話しかけることができるように、挑戦していきたいです。