Social Activities
社会参加実習 2022年度学生による中間報告 4

学生と実習先の基本情報

  • 2年生女子
  • 実習団体名:​NPO法人子育てネットワークゆめ 戸塚区地域子育て支援拠点 とっとの芽
  1. 実習先を選んだ理由

     子育て支援に関心があったから。また、住んでいる地域でどのような活動をしているのか、自分がそこに実際に行って体験してみたかったから。

  2. 目標

     ボランティア活動の参加を通して行動力を身につけたい。場に応じて臨機応変な対応をする。職員の方や来ている子どもの親、子どもとのコミュニケーションをとれるよう心がける。

実習の感想文

  1. 実習をして楽しかった点

     普段ふれあう機会があまりない乳幼児とふれあうことが出来たことだ。初めてで不安だったが、赤ちゃんのだっこもさせていただき貴重な体験が出来た。よく動くので目は離せないが子どもたちはやはり可愛かった。「お子さん今何ヶ月ですか?」と話しかけ、育児の話しや赤ちゃんの成長過程を聞くことが出来た。お子さんの話を聞いて、聞くのは楽しかったし、知らないことを知れたので勉強にもなった。職員の方も優しかったので、分からないことや次にやることを聞きやすかった。

  2. 実習をしてつらかった点

     実習をして、つらかった点は特にはなかったが、子どもとの距離の取り方が実習をしていて難しいと思った。距離感を誤って、怖がらせて泣かれてしまったことがあった。小さい子にとって慣れていない人は怖いだろうと思うのでその子の表情などを見てほどよい距離感をとることが大切だと学んだ。そのためには、よく小さい子の表情を観察する必要がある。子どもが何を言っているか分からないことが多く、戸惑ったことも多かった。また、泣き出したときに私では何も出来なかった。さらに、親と子どもが楽しそうに遊んでいる中コミュニケーションを取るタイミングを見つけることも難しかった。

  3. 目標に対して実際にできた点、できなかった点

     ボランティア活動の参加を通して行動力を身につけるという目標は、徐々に意識できるようになり目標に近づけたと思う。だが、まだ私には積極性が足りないと考える。職員の方に言われてから行動する、また何もしていない時間があった。周りをみて次は何をすべきか自分で考え動くことが出来たら良かったと反省した。最初は子どもや親が遊んでいるときに話しかけるタイミングを考え、見守っているだけの時間が多くなってしまった。場に応じて臨機応変な対応をするという目標は意識したが、十分ではなかった。子どもがものを取り合うときに仲介に上手くは入れず、保護者の方が処理してくださったことが何度もあった。子どもはよく動くので親が見逃しているときはついて行くようにした。泣かれてしまったときにはどう対応すればいいのか分からず申し訳なかった。職員の方や来ている子どもの親、子どもとのコミュニケーションはなるべくとるように意識した。実習に行かせていただいている身として挨拶やお礼を意識した。また、一部の職員の方とはお昼の時間帯にプライベートの話やとっとの芽の普段の様子、やっていることを聞くことができた。保護者の方とするのはお子さんの話で聞き手に回ることが多かった。会話が続けられず、すぐ途切れてしまったのが反省点である。早産を経験したというとある保護者の方は1時間ほどその自信の経験や人生を語ってくださったので、相づちを打ちながら聞いていた。子育て支援の場でコミュニケーションをとるというのは聞くことなのだと職員の方の利用者への関わりや会話を聞いていて分かった。

  4. 残りの実習で何に挑戦したいか

     1つ目にとっとの芽サテライトには複数回実習に行かせていただき一日の流れがだいたい理解でき、最初の頃より次に自分が何をすれば良いか分かるようになった。行動力を身につけるという目標を達成するためにも今まで以上に周りをよく見て次に何をすれば良いかを考えるよう意識したい。2つ目に子どもがものを取り合うときには、代替案を出すなど平和に解決できるよう臨機応変に考えたい。また、滑り台の逆走など危険な場面が何回かあったので、そういうことが起きないよう事前に観察しておくことも非常に重要だ。 3つ目に実際に現場に行って体験が出来る機会なので、もっと積極的にお話を聞く、また子どもたちと関わりを持てるように行動していきたい。自分から話しかけることも意識したが、職員の方や保護者の方から話しかけてくださったことも多かった。今回実習のコミュニケーションをとるという目標を達成するため、話しかけてもらうのを待つのではなく、自分から会話を始める、続けるように努めたい。前述したように、保護者の方との会話が続けられず途切れてしまったのが反省点である。会話を続けるには私が積極的にはい、いいえにとどまらない質問であるオープンクエスチョンを用いて質問する必要があるのではないかと考えた。職員の方は自然に会話から保護者の子育ての現状や相談を引き出し、フォローしていてさすがだと思った。それらの会話を聞いていて職員の方が子育ての不安や悩みに共感を示していた場面が多くあると気付くことができた。私は育児を経験したことはないのでフォローに足り得る存在ではないが、共感しながら話を聞くことはできるので、残りの実習でコミュニケーションをとる際には共感の気持ちを大切にしたい。