実習先を選んだ理由
私は下倉田地域ケアプラザを選びましたが、この施設は主に高齢者の介護施設です。なぜここを希望したかというと、私が勤務しているバイト先ではよくご年配の方がご来店されるのですが、コミュニケーションや接し方が難しいと感じ、ケアプラザで既存のスタッフさんを参考にし、ご年配の方への接し方を学びたいと思ったからです。
目標
ご年配の方や職員の方などの価値観や世代の異なる人とのコミュニケーション能力を身につけ、また活動の中で周りへの気づきを増やしていき自発性を育んでいきたい。
実習をして楽しかった点
前半の3回の実習を終えて、楽しかった点興味深かったは色々あります。まず一つ目 にレクリエーションの豊富さです。3回とも違うレクリエーションを行ない、ケアプラザの利用者さんはもちろんケアプラザの職員さんなども笑顔で楽しく行っていました。一回目の実習では紙皿とトイレットペーパーの芯で作った的を輪ゴム鉄砲で狙うレクリエーション行いました。利用者さんによってはうまく打つことができたり、できなかったりするのですが、なかなか打つのが難しい利用者さんには職員の方が利用者さんの手を支えて一緒に打つことによって全員が楽しむことができていました。私も実際に打ってみたのですが意外と難しく的に当たっても倒れないこともあったので狙撃の上手い利用者さんを見てすごいなと感じました。2回目のレクリエーションでは、ペットボトルと紙皿で作った的に向かって輪投げをするレクリエーションを行ないました。このレクリエーションも一回目と同様に得意不得意の利用者さんがいるので、投げるのが難しい利用者さんには職員さんと一緒に投げることによってこのレクリエーションを一緒に楽しまれていました。3回目のレクリエーションでは、立てたトイレットペーパーの芯に紙皿を乗せその紙皿に1分間でどれだけ紙粘土で作ったいちごを置くことができるかというレクレーションを行ないました。このレクリエーションはバランス感覚が重要なので皆さん試行錯誤しながらいちごを置いていました。イチゴのサイズによって得点が違うのですが、これらイチゴはすべて職員のかたが作った紙粘土製のいちごでとてもクオリティーが高く、最初見たときは本物なのかと見間違うほどでした。これら3つのレクリエーションは得点式で表彰もあったので、正直なところ自分が思っていたよりも皆さんちゃんとやられていました。勝負ではあるのですが利用者さんが競技を行っているとき、ほかの利用者さんは応援しておりとても和気あいあいとした雰囲気で居心地が良かったです。2つ目は昼食の内容です。下倉田地域ケアプラザのようなデイサービス施設ではどのような食事が出るのか分からなかったのですが、基本的には味の薄いものが多かった印象です。私のような若い人には少し物足りなかった感じはしましたが利用者さんにとってはこのくらいのものがちょうどいいと学ぶことができました。3つ目は利用者さんとのコミュニケーションです。この実習を行う前まで私は利用者さんがどのくらいお話ができるのか見当がつかなかったのですが、実際には皆さんとても元気でたくさんお話をさせていただきました。中でも印象に残ったお話は利用者さんが高校生の頃に父親を亡くしてしまったことをきっかけに残ったお金でハワイに行ったり、長年をブラジルで過ごしたり、その中で起こった壮絶な出来事をお話ししていただきました。別の利用者には戦争の時を過ごされた方もいらっしゃり、当時の貴重なお話をお伺いすることができました。
実習をしてつらかった点
一方で前半3回の実習を通してつらかった点、大変な点もありました。例えば、私は利用者さんへのドライヤーを行ったのですが、ほかの人へのドライヤーかけが初めてで特に女性の利用者さんのドライヤーかけには苦戦しました。職員の方から利用者さん多くは若い人と比べて髪も抜けやすいので優しく行いましょうとアドバイスをもらいましたが、優しくしすぎてしまうと逆に乾きづらくなってしまうのでちょうどよい力加減でドライヤーかけをするのが難しかったです。さらに、ドライヤー中に暑くないですかなどと伺うのですが、ドライヤーの運転音と利用者さんの若干の耳の遠さも相まってなかなか意思疎通がとれない場面もありました。また、お話でのコミュニケーションが取れる利用者さんが多くいらっしゃるのですがなかにはお話でのコミュニケーションがとれない利用者さんもいてそういった方とはあまり交流ができませんでした。その際、職員さんを見て思ったのがそういった利用者にたいして無視ではなくたとえ返事がいただけなくても自分からお声がけをしており、全員に対して同じように接していました。必ずしも対話をしようとするのではなく、お声がけを行うというだけでもそのような利用者さんにとってはうれしいことなのではないかと感じました。
目標に対して実際にできた点、できなかった点
動機シートでは利用者さんとのコミュニケーションや接し方について書きましたが、利用者の中でもコミュニケーションがとりやすい人ととりにくい人が存在し、前半3回の実習では、コミュニケーションがとりやすい利用者さんとは利用者さんの過去のお話などをさまざまなお話を聴くことができたのですが、コミュニケーションがとりにくい利用者さんとはなかなかコミュニケーションがとれませんでした。
残りの実習で何に挑戦したいか
残り一ヶ月間の実習で、今までコミュニケーションが取れていた人はただお話をし合うだけではなく一緒に本を読んだり数独を行ったりその利用者さんと今まで行わなかったことを一緒に活動をしていきたいです。逆に今まであまりコミュニケーションがとることができなかった利用者さんとはお話だけではなく何か別の方法でコミュニケーションが取れないかを模索しコミュニケーションを取ってきたいです。