Professors' Column
教員コラム

05.丸山正博(経営学科): 明学に入ったら

経営学科教授 丸山 正博

 大学生活は高校生活と一変します。ホームルームやクラス単位での必修授業は少なく、多数の選択科目から自分で時間割を組み立てて授業を履修していきます。そのため、どの科目を履修すればよいか分からないとか、自分の居場所がはっきりしないという悩みを持つこともあるでしょう。こうした悩みを解消するために、単位の取得が容易に思えるいわゆる楽勝科目の履修を中心にしたり、サークル活動やアルバイトに精を出したりする人も出てきます。これらも学生生活を謳歌するためにはもちろん結構なのですが、大学時代は自由になる時間が多いので、自分が関心を持つことのできる学問を見つけ、それにも力を入れることをおすすめします。私たち経営学科では1年次から、「ワークショップ」という1クラス20~30人程度の演習科目を開講しています。こうした少人数クラスで専門性を一歩ずつ高めていってみてはどうでしょう。
 大学で何を学ぶかは人それぞれです。就職活動に役立つだろうと考えて種々の資格取得のための勉強をすることもよいのですが、実際に社会で求められる力は、知識量の多さや資格試験の合格証ではなく、物事を分析する能力や、自分の考えを相手に説得力をもって伝達する能力です。こうした能力を高めるためには、2年次の秋に募集されるゼミナールを履修することをおすすめします。ゼミナールは、各教員の研究テーマに関連した専門的な学問を少人数のメンバーとともにディスカッションやプレゼンテーションを通じて修得する場です。ゼミナールを履修することは、自分の居場所を確保し大学時代に打ち込んだといえる学問分野をつくるうえで絶好の機会になると思います。
 たとえば私のゼミナールではマーケティングを学んでいるのですが、毎年夏と春の年2回、明治学院が提携しているリゾートホテルでゼミ合宿を行っています。合宿中のグループ研究はハードですが、データの分析→資料の作成→プレゼンテーションを数名が共同で取り組むことで、ひとりでの勉強では感じられない達成感を味わうことのできるよい機会になっています。