Professors' Column
教員コラム

23.斉藤嘉一(経営学科): 学生のノート

経営学科准教授 斉藤 嘉一

 新学期が始まり,学生たちがキャンパスに戻ってきました。授業がスタートするこの時期,一年間の講義資料を作るのが私の恒例になっています。作成した講義資料は,全部ではありませんが図や表を中心にPDFファイルで受講生に配付しています。
 講義資料をはじめ,多くの文書が電子化されていく昨今ですが,受講生のノートの取り方はいくつかの種類に分かれるようです。ひとつは,ファイルをプリントアウトして講義内容を紙に書き込んでいく方法。私が授業中に目にする範囲では最も多いのがこのやり方でノートをとる学生です。あまり手間がかからないのが利点ですが,授業中に考えたことを書くスペースが限られてしまうのが欠点です。二つ目に,プリントアウトせずにファイルに直接書き込んでいく方法。教室にノートPCを持参しなければならないので,このやり方でノートをとる学生の数は少ないですが,PC実習室での授業では人気がある方法です。私たちも,以前は論文をプリントアウトして,あるいは図書館でコピーをとって,メモを書き込みながら読むのが普通でしたが,今はPDFファイルを画面上で読みながら,ファイルにメモを書き込むというやり方が多いようです。後になって見返したいときに探しやすいのが利点です。
 三つ目の方法は講義資料の編集です。プリントアウトした資料をノートに切り貼りして,講義内容をノートにメモするという,自分のオリジナルの講義ノートを作っている学生もいました。作成した私自身も想定していない資料の使い方でした。切り貼りする手間はかかりますが,授業の内容を理解するために非常にいい資料の使い方,ノートの取り方だと思って感心しました。
 ここでは,3つ方法をあげましたが,どんな方法でノートをとれば効率的に理解を深めることができるかは,人によって違うと思います。試行錯誤しながら自分なりの方法をあみだして,大学の講義をより実り多いものにしてくれたらと思います。