Field Study of
Economics Department

経済学科のフィールドスタディ

2016年度 <オーストラリアFS> 学生報告5

「感謝の2週間」

フィールドスタディということで実際にオーストラリアに2週間ほど滞在し、オーストラリアに住んでいる人のリアルなお話しや講義を聞けたことはとても勉強になりました。また観光で行ってホテルで泊まるのとはわけが違い、自分のサバイバル能力が存分に試された2週間でもありました。まず滞在先はホームステイなので初対面の家族の家に泊まりました。食事もそこのマザーやブラザーが作った日本とは味付けがだいぶ違う食事を毎日食べました。トイレは鍵がついていないおうちだったので、失敬したり、失敬されたりといった感じでした。しかし毎日、話も通じない赤の他人である日本人に食事を作ってくれて、食後のティーも準備してくれて、朝食ももちろんのこと、たまに寝坊したときはパジャマのままバス停までパンとバナナを届けてくれたりと、とっても暖かくてよい家族でした。ありがとうございました!

バス通学も自分にとっては大変むずかしく、初日に家に帰れなくなって泣きそうになりましたが、親切で美人なオーストラリアの女性がバス停の場所を丁寧に教えてくれ、親切でフツメンのバスのドライバーが降りる場所を教えてくれたのでなんとか帰れました。ありがとうございました!

バスを途中で降ろされたり、バッグの中身確認してくる人もいましたが、オーストラリア人はほんとみんな親切だなと生活していて感じました。このことを絶対的に証明してくれたのは私の財布です。フィールドスタディ三日目に事件が起こりました。財布がバスの中で掏られたのです。たぶんいや、きっと掏られました。バス会社に連絡しても財布は届いてないといわれ、UQのボスにも話ましたが、「まあ期待はしないでくれ」と言われ、「いい勉強になっただろう。」と諭されました。ふざけんな!とは思っていません。仕方がないと諦めて日本に帰国したあとに一通のメールに気が付きました。「あなたの財布は4週間クイーンズランド州の×××に保管しておくのでとりに来てください」といった内容です。日本にいる自分は何もできるわけがなかったので、恐る恐る大村先生にメールを送り、お叱りを受け、UQとのメールの通訳をしてもらい、UQのミセスリズ(プログラムの責任者)が私の財布を取りにいってくださり、発送の手続きをしてもらい、海を越えてはるばるオーストラリアから財布が日本の自分の家に届きました。大村先生はもちろんのことリズにも大変お世話になりました。ありがとうございました!

フィールドスタディではオーストラリアの農業や日本とオーストラリアの関係性、オーストラリアの農業と日本の経済の関係性についてなども現地の教授からたくさんのことについての学術てきなこともたくさん教えてもらいましたが、自分としては、観光旅行じゃ経験することができない多くの貴重な体験もできたことはとても勉強になりました。一回り大きくなって帰ってこれたと思います。現地の教授、ボス、ミセスリズ、講義してくれた方、マザー、ファミリー、一緒に行ったメンバー、本当にありがとうございました!Thank you very much!