Field Study of International
Business Department

国際経営学科のフィールドスタディ

2015年 海外フィールドスタディ(アメリカ) 学生による履修報告2

私が今回の海外フィールドスタディーに参加した理由は2つある。第1に私は中学生の頃から英語を使う仕事に就きたいと考えていて、大学では留学をすると決めていた。私の学年から国際経営学科の必修プログラムとして2年次の秋学期に留学が必須となり、最大限にこの留学を活用しようと考えていた。そんな中この留学プログラムを知り、2年での留学前の練習として良い経験になると考え、参加することを決めた。第2に、TOEFLのスコアはもちろんのこと、自分の英語のスキルアップにつながると考えた。

アメリカでの研修では授業を受け英語を話し語学力、コミュニケーション能力を学ぶことができるのだとはじめは考えていた。しかし、実際ホープカレッジの授業を受け、バディのAbbyやKevinと話すうちに自分の考えが浅はかであることに気がついた。

アメリカの大学の授業は日本とは全く違うもので、自らを主張すること、意見や質問をすることが非常に重要である。はじめのうちは日本とは違うこのような授業の進め方に少し戸惑ってしまい質問を積極的にすることが出来なかった。質問を考えることが出来ても上手く文に出来ず、もどかしい思いを何度もした。そんな時にもAndy Nakajima先生や教授の方々は耳を傾けてくださり、理解しようとしてくれた。私はAndy先生や他の先生方を身近に感じ、授業を聞いているというよりも意見交換をしているような感覚になった。それは日本で授業を受ける時とは全く違う感覚で新鮮だった。質問や意見は教授の話の内容を理解することが必要なため、必死に話を聞き、少しでも疑問に思うことなどを探した。疑問を探すことで自分の意見が生まれ、考える能力がついたと考える。また、日本とアメリカの教育の違いを学び自分の大学に対する考え方が変わった。アメリカの大学の制度を知り、今自分探しをすることが重要であり、ただ漠然とした将来に向けての勉強をしているだけではいけないと気が付かされた。

また私はとても感銘を受けたことがある。インタビューの授業でダウンタウンに行った際、ある家具屋で店主であるお婆さんが私達を自分の子供のように接してくださり、温かいハグと手作りのクッキーを与えてくれた。また、バディのyoung Kevinは私のプレゼンの練習に夜遅くまで付き合い、何か説明をする時には私に分かり易いように工夫をしながら話してくれた。その他にも、Andy先生はいつも私達の傍にいて私達をサポートしてくれ、私達のくだらない話にも必ず耳を傾けてくれた。私は温かく接してくださる人を通し、自分がたくさんの人々に支えられていることをさらに実感することができた。

この研修に参加し英語やコミュニケーション能力を養うだけでなく、意見を持ち発言することの重要性、周りの人々の大切さを学ぶことができた。また、今後の大学生活を送るうえでのモチベーション向上、2年次の留学に向けての意識向上につながった。このようなことを学ぶことができ、本当にこのプログラムに参加して良かったと思った。

今後は、Andy、Emma両先生に教わった英語の勉強を続け、1年間の留学に挑戦したいと考える。このような意識を持たせてくれた先生方やサポートしてくださった方々には本当に感謝している。この経験は私にとってかけがえのないものになった。