Tetsuji Okazaki
岡崎 哲二 教授

プロフィール

学位経済学博士 

最終学歴東京大学・大学院経済学研究科・博士課程修了

専門分野経済史

主要研究テーマ

  • イノベーションの経済史
  • 制度と組織の経済史
  • 市場と計画の経済史
  • 技術変化と所得分配
  • 産業政策

主な社会的活動

  • キャノングローバル戦略研究所研究主幹
  • 経済産業研究所ファカルティーフェロー
  • 金融庁有識者会議委員
  • Advisory Board Member of the Asian Development Bank (ADBI) 
主要担当科目

ビジネスエコノミクス、経済制度論、コーポレートガバナンス研究

所属学会・役職

社会経済史学会・代表理事
日本経済学会・Japanese Economic Review Co-editor
企業家研究フォーラム・監事
政治経済学・経済史学会
経営史学会
American Economic Association
Economic History Association
Economic History Society

主要な研究業績
  • “Resource allocation and growth strategies in a multi-plant firm: Kanegafuchi Spinners in the early 20th century,” forthcoming in Strategic Management Journal (with Shotaro Yamaguchi, Serguey Braguinsky, and Takeobu Yuki)
  • “Designing wartime economic controls: Productivity and firm dynamics in the Japanese cotton spinning industry, 1937–39,” Economic History Review, 76(4): 999-1022, 2023
  • “Product Innovation, Product Diversification, and Firm Growth: Evidence from Japan’s Early Industrialization,” American Economic Review 111(12): 3795-3826 (with Serguey Braguinsky, Atsushi Ohyama, and Chad Syverson), 2021
  • “Creative Destruction of Industries: Yokohama City in the Great Kanto Earthquake, 1923,Journal of Economic History, 79(1): 1-31, (with Toshihiro Okubo and Eric Strobl), 2019
  • “Acquisitions, Productivity, and Profitability: Evidence from the Japanese Cotton Spinning Industry,” American Economic Review 105(7): 2086-2119, (with Serguey .Braguinsky, Atsuhi Ohyama and Chad Syverson), 2015
ゼミナール紹介
演習のテーマ

日本の経済発展

演習の内容

 3年次のゼミでは、19世紀末以降、現代までの日本の経済発展をマクロ的な視点から理解することを目標とする。テキストとして、南亮進・牧野文夫『日本の経済発展』(第3版)(東洋経済新報社、2002年)、菅山信次『「就社」社会の誕生:ホワイトカラーからブルーカラーへ』(名古屋大学出版会、2011年)を使用する。これらテキストを毎回1章ずつ、あらかじめ割り当てられた2名の学生がパワーポイントを使用して説明し、それに基づいて全員で議論する。また、いくつかのテーマを設定して、グループ研究を行い、研究成果をゼミで発表する。

 4年次のゼミでは同じ期間の日本の経済発展を、よりミクロ的に産業・企業に焦点を当てて理解する。3年次と同様にテキストの輪読を行うとともに、各学生が卒業論文の準備のための発表を行い、年度末に卒業論文を提出する。