Seminar Introduce
学生によるゼミ紹介

17年度学生によるゼミ紹介:神山恒雄ゼミナール

概要

神山ゼミは現在3年生10名、4年生6名が所属しており、幕末からの日本経済史について政策や産業、国際関係や制度といった様々な視点から学習しています。ゼミ開始前や学期中にはコンパが、11月にはゼミ合宿が行われるため、先生やゼミ生同士の親睦は深まりやすいです。神山先生は私たちが抱く疑問や質問に対して一つひとつ丁寧に解説してくださり、発表内容にもフォローやアドバイスをくださるため、内容の濃い充実した時間をすごすことができます。
毎年一泊二日のゼミ合宿があり、2014年には湯河原、16年には奥多摩に行きました。卒業生はTV局、メーカー、物流、ホテル、公務員、教員、地方銀行、鉄道職員など毎年幅広い分野に就職しています。

講義の内容

講義は現在金曜日に行われています。講義の形式は毎回担当の学生がテキストの指定された範囲を要約し、それを発表するというものです。
春学期は日本の経済史の基本的な流れを読み説き、秋学期でさらに専門的な内容に入っていきます。ゼミの流れは発表者が、自分が要約したものを読み上げ、それについて先生が解説や補足説明をくださり、その後他のゼミ生からの質問に発表者が答え、最後に先生がその質問と回答に補足をしてくださるというものになっています。4年生ではこれと同じ形式で卒業論文の構想の発表が行われます。
テキストの要約は要点を見極め、必要な情報を盛り込みつつわかりやすくまとめる力を鍛えることができます。また、学生間の質問は自分とは異なる視点や考え方があるということを知るよい機会にもなります。少数人ならではの講義形態がより一層の学習内容の理解を促してくれます。

最後に

神山ゼミでは近代日本経済史を学ぶという事から、日本史の知識がない、苦手という意理由から敬遠してしまう方もいるかもしれません。しかし、現在所属しているゼミ生には高校生のとき世界史を学習していたから日本史の知識は中学生レベルという人もいます。この分野が得意ではない、知識が豊富なわけではないという人でも、興味がある、学びなおしてみたいという想いからこのゼミを選んだという学生もいます。過去に日本史をどの程度学習していたかというものはたいした差はなく、スタートラインは同じといっても過言ではありません。
日本の現代につながる過去の出来事について少しでも興味のある方は、是非ゼミ説明会まで足を運んでお気軽に質問してください。学生生活を有意義に過ごす事は勿論、社会の構成要素を歴史から学び、現状を正しく見極め、未来を見据える眼を養うためにも、熱心で行動力のある学生の参加を心からお待ちしています。