Seminar Introduce
学生によるゼミ紹介

19年度学生によるゼミ紹介:神山恒雄ゼミナール

概要

神山ゼミは現在3年生10名、4年生8名が所属しており、幕末から第2次大戦までの近代日本経済史について、政策や産業、国際関係や制度など様々な視点から学習しています。ゼミ開始前や学期中にはコンパ、11月には合宿が行われるため、先生やゼミ生同士の親睦が深まりやすいです。神山先生は発表内容にフォローやアドバイスをくださったり、私たちの抱く疑問や質問に対してひとつひとつ丁寧に解説してくださるため、内容の濃い充実した時間を過ごすことができます。毎年行われる一泊二日の合宿では2017年に秩父、2018年には伊豆長岡に行きました。卒業生はテレビ局、メーカー、物流、ホテル、公務員、教員、地方銀行など毎年幅広い分野に就職しています。

講義の内容

講義は現在金曜日に行われています。3年生の春学期は近代日本経済史の基本的な流れを読み解き、秋学期でさらに専門的な内容に入ります。講義の形式は、毎回担当の学生がテキストの指定された範囲を要約し、それを発表するというものです。ゼミの流れは、発表者が自分の要約したものを読み上げ、それについて先生が解説や補足説明をくださり、その後他のゼミ生からの質問に発表者が答え、先生がその質問と回答に補足をしてくださるというものになっています。4年生ではこれと同じ形式で卒業論文の構想の発表が行われます。テキストの要約は、要点を見極め、必要な情報を盛り込みつつわかりやすくまとめる力を鍛えることができます。また、学生間の質問は自分とは異なる視点や考え方があるということを知る良い機会にもなります。少人数ならではの講義形式がより一層の学習内容の理解をうながしてくれます。

最後に

神山ゼミでは近代日本経済史を学ぶということから、日本史の知識がない、または苦手という理由から敬遠してしまう方もいるかもしれません。しかし、現在所属しているゼミ生には、高校生のとき世界史を学習していたから日本史の知識は中学生レベルという人もいます。この分野が得意ではない、知識が豊富なわけではない、という人でも興味がある、学び直してみたいという思いからこのゼミを選んだ学生もいます。過去に日本史をどの程度学習していたかということは大した差ではなく、スタートラインは同じといっても過言ではありません。日本の現代につながる過去の経済、出来事について少しでも興味のある方は是非、ゼミ説明会まで足を運んでお気軽に質問してください。学生生活を有意義に過ごすことはもちろん、社会の構成要素を歴史から学び、現状を正しく見極め、未来を見据える目を養うためにも、熱心で行動力のある学生の参加を心からお待ちしています。