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学生によるゼミ紹介

23年度学生によるゼミ紹介:齋藤弘樹ゼミナール

人員構成

私たち齋藤弘樹ゼミ23年度生(現在3年生)は、全員が経済学科生で、ポリシーアナリシスコース、企業制度デザインコース、グローバル・スタディーズコースの3つのコースの学生計13名で構成されています。

何をどのように勉強しているのか

授業は主にグループごとで決めたテーマの内容を発表するプレゼン形式で行っています。
 現在は3人グループが3つ、4人グループが1つの計4グループに分かれて週ごとに1グループずつ発表し、年間を通じて7回発表の機会があります。テーマはゲーム理論や行動経済学、マーケットデザイン、オークションなどから一番初めに選択できます。私たちの代はゲーム理論と行動経済学を選択したグループが多いです。春学期はテーマに関する教科書などの基本的な文献を選び、それに基づいて発表します。秋学期はそれに加えてテーマに関連する論文など何らかの研究に触れて発表します。これは卒業研究の準備の場にもなります。

齋藤弘樹ゼミでは発表する上で2つのルールがあります。
 1つ目は決められた時間内にゼミ生全員が理解できる発表をするということです。実用的な例を用いたり、質問を受ける時間を取ったりすることで発表しているグループ以外のゼミ生も理解し、知識をつけることができます。また、発表するグループのメンバーも質問にしっかり答えるために入念な準備を行うことでより知識を深めていくことができます。時間内に発表するための内容の取捨選択も重要です。
 2つ目は一方的に発表して終わるのではなく、グループ外のゼミ生が何らかの形で参加できるような場を必ず作るということです。これは発表の途中で聞き手側のゼミ生に発言を求めたり、作業やディスカッションなどをする時間を取ったりして全員が参加できる発表をするということです。発表する側だけでなく聞き手側も疑問に思ったことは積極的に質問するなどただ聞いているだけというようなことがないようにすることが重要です。
 このように授業を作り上げていくことで自分たちのグループが扱うテーマ以外の知識や同じテーマの中でも扱っていない分野についてより深く学んでいくことができます。また、全員の前で発表することや受けた質問に答えていくことによって後で社会に出た際に必要になるプレゼン力や思考力を得ることができます。

先生の特徴

齋藤弘樹先生は落ち着いた方で、ゼミ生に対して優しく接してくださる先生です。発表中にわからないこと、みんなに伝わりにくい部分があるとゼミ生全員が理解できるように丁寧に説明してくださいます。その際もすべてを説明するのではなく発表側のゼミ生にも聞き手側のゼミ生にもしっかり考える機会を与えたうえで説明をしてくださいます。また、プレゼンの方法についてのアドバイスなどもしてくださいます。

ゼミの将来・就職先

所属していた先輩の主な就職先は、公務員、IT関連、旅行関係、不動産、金融など多種多様です。今年度のゼミ生は、これらに加えて教員、FP、会計士、人材サービスなど様々な業界を志望しています。