Hong Jieqing
洪 潔清 准教授

プロフィール

学位修士(人文科学)

最終学歴お茶の水女子大学大学院人間文化研究科比較文化学専攻 博士課程単位取得満期退学

専門分野中国語教育 

主要研究テーマ

  • 中国語教育における誤用分析
  • ICTを活用する中国語教育
主要担当科目

中国語、ゼミナール

所属学会・役職

日本中国語学会、中国語教育学会、日本比較文化学会

主要な研究業績
  • 学術論文 単著
    中国語副詞“一定”の習得に関する一考察(上)――日本語母語話者を対象として
    『比較文化研究』135号、pp.115-127、2019.4 日本比較文化学会
  • 学術論文 単著
    出会いの場面における中国語あいさつ言葉の慣用について―中国語話者の使用実態と日本語話者の習得状況
    『カルチュール』第12巻第1号pp.39-54、2018.3 明治学院大学教養教育センター
  • 学術論文 単著
    日本人学習者のVO式離合動詞の習得に関する一考察
    『カルチュール』第11巻第1号、pp.9-20、2017.3 明治学院大学教養教育センター
  • 著書 単著
    疑問解決の参考書『どうしてそうなる?中国語』白帝社、2009年
  • 著書 単著
    中国語検定2級『一ヶ月でできる総仕上げ』白帝社、2007年
ゼミナール紹介
演習のテーマ

経済成長に伴う中国の経済・社会・文化事象の変化を考える

演習の内容

 この演習では、2000年以降中国経済の急成長に伴う中国の経済、社会、文化的変遷、そしてこれらの変化が人々の意識にどのような影響を与えてきたかを考える。
 2000年以後に生まれた多くの大学生は、過去20年間で中国が経験した改革について十分に知らないかもしれない。2000年にまだ世界で6位であった中国のGDPが10年後日本を追い越して2位となり、その後も世界1位であるアメリカとの差がさらに縮まった。これほど大きな変化が起きた隣国の中国に対して、一部の学生はまだ曖昧な印象しか持っていないようだ。そこで、この演習では、まず『チャイナテック 中国デジタル革命の衝撃』(東洋経済新報社)を参考文献として読み、最新の中国事情を理解し、中国に対する知識を深めます。次は以下のテーマ(参加者のニーズに応じて調整可能)を中心に詳しく検討する。

  1. 中国のデジタル革命の実像 – ABCD 5G
  2. キャッシュレス決済普及の光と影
  3. 国民的なSNSアプリ「Wachat」の影響力
  4. インフラ整備による高速鉄道や地下鉄の建設ブーム
  5. SNS型ECの拡大実態
  6. 中国のゴミ分別の現状
  7.  

 進み方として演習A1とA2では、上記のテーマに基づいて文献を読み、関連資料を収集し、グループ内でのディスカッションや授業でのプレゼンテーションを行う。状況に応じて、オンラインで中国の大学生との共同ディスカッションを行うことも検討する。学期末に各自が発表した内容を整理し、レポートとして提出する。3年次の秋学期のレポートは4年次の卒業論文のテーマに結びつけ、日中の比較の視点から考察してほしい。4年次の演習A3とA4では、主に卒業論文のテーマの確定と執筆指導を行う。
 なお、中国圏の経済や社会に関する知識の中に中国語の専門用語が出てくることが考えられるため、中国語を履修した学生または中国に関心を持つ学生の参加が望ましい。

学生によるゼミナール紹介