Kazunobu Muro
室 和伸

プロフィール

学位経済学博士(神戸大学)

最終学歴神戸大学大学院経済学研究科博士課程後期課程単位取得

専門分野マクロ経済学

主要研究テーマ財市場・労働市場・信用市場の不完全性が、経済成長・所得分配・景気循環に及ぼす影響

主要担当科目

初級マクロ経済学、中級マクロ経済学、ゼミナール

所属学会・役職

日本経済学会、日本応用経済学会、American Economic Association

主要な研究業績
  • 学術論文 単著
    Kazunobu Muro, “Structural Change and Constant Growth Path in a Three-Sector Growth Model with Three Factors “, Macroeconomic Dynamics, Vol 21(2),406-438,2017, (Cambridge University Press)
  • 学術論文 単著
    Kazunobu Muro, “A Note on the Three-Sector Cobb-Douglas GDP Function “, Economic Modelling, Vol 31, 19-21, 2013, (Elsevier).
  • 学術論文 単著
    Kazunobu Muro, “Optimal Labor Income Taxation in a Two-Sector Dynamic General Equilibrium Mode “, International Review of Economics,Vol 61(1), 21-48, 2013, (Springer)
  • 学術論文 共著
    Atsushi Miyake, Kazunobu Muro, Tamotsu Nakamura, Masaya Yasuoka,  “Between- and Within-Group Wage Inequalities, and the Advent of New Technology”, Journal of Economic Inequality, Vol 7(4), 387-394, 2009, (Springer).
  • 学術論文 単著
    Kazunobu Muro, “Individual Preferences and the Effect of Uncertainty on Irreversible Investment”, Research in Economics, Vol 61(3), 191-207, 2007, (Elsevier)
ゼミナール紹介
演習のテーマ

マクロ経済学

演習の内容

 人生は選択の連続である。もし貴方1人が無人島で生きていくとしたら、毎期どのような決定をすべきか。初期に一定量の小麦の種があり、それを植えて生産された小麦のうち、どれだけ消費し、どれだけ貯蓄するのがよいか。このような毎期の最適決定を考察していくためには、時間を通じた動学的分析が必要となる。この演習では基本的な動学分析の基礎を習得した上で、様々なマクロ経済学の問題を考察していく。動学的アプローチにより、下記のような、長期・中期・短期のマクロ経済分析を行う。

(1) 経済の発展メカニズムを明らかにする経済成長理論
研究開発投資、教育投資、公共投資が経済成長率へ及ぼす効果を分析し、望ましい経済成長戦略を考察する。また、2部門経済成長モデルを使って、製造業とサービス業の推移を考察する。

(2) 所得格差拡大のメカニズムを明らかにする所得分配論
近年観察されている資本分配率が上昇する要因は何か。労働市場と財市場の不完全性を考慮したマクロ経済モデルを考察し、労働組合の交渉力と財市場競争度合いに焦点を当て、所得格差拡大の要因、そして、格差是正の方策を検討する。

(3) 財政・金融政策の効果を明らかにする景気循環論
厚生最大化のための望ましい税のあり方(消費税、資本所得税、労働所得税のどこからどれだけ課税すべきか)を考察する最適課税問題、ルールに基づく政策と裁量的政策のどちらが望ましいか、流動性の罠に陥った状況での望ましい財政・金融政策のあり方、様々な政策が経済に及ぼす効果の定性的・定量的分析を行って政策評価する。

学生によるゼミナール紹介